農作物病害虫データベース

さび病(芝/シバ共通)

さび病

さび病菌は、生きた組織でしか生きられない活物寄生菌であり、寄生範囲が狭いことが特徴である。従って、日本芝のさび病菌が洋芝に寄生することはなく、洋芝の中でも寄生性の違いが見られる。このようにさび病菌にはいくつかの種類があるが、ここでは一括してさび病として扱う。

病徴と診断

罹病葉には橙褐色の粉(夏胞子)が多量に付着しているので診断は容易である。葉を枯らすことはないので本病の発生で大きな被害を生じた例はないが、多発したときに葉に形成される多量の夏胞子がプレーヤーの衣服や靴に付着して不快感を与える。

発病条件

梅雨期と秋雨期の年2回、比較的冷涼な時期に発生する。他の多くの芝草病害と異なり、罹病葉上に形成される夏胞子が飛散し、伝染源となる空気伝染性の病害である。葉面に付着した夏胞子は高湿度下で発芽し葉に侵入する。侵入してから7~10日後には新たに多量の夏胞子を形成し、伝染源となる。ブルーグラスでは品種間に大きな罹病性の差が認められている。

防除方法

窒素過多で発病が助長されるため、適正施肥を行う。
多発時には薬剤防除もやむを得ないが、空気伝染病害であるので散布量は通常より少なくてよい。

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