農作物病害虫データベース

ナミテントウ(天敵)

ナミテントウ

病徴と診断

最も一般的なテントウムシである。成虫の斑紋には変異があり、黒い体色に2赤斑がある二紋型、 4赤斑がある四紋型、12の赤斑がある斑型、全体が赤色で18の黒斑がある紅型の4系列がある。幼虫、成虫とも各種のアプラムシ類を捕食するが、餌がないとテントウムシ類の卵を食べたり、仲間同士で共食いもする。終齢幼虫期でモモアカアブラムシを160頭食べるとされ、一生では4000頭以上のアブラムシを食べるといわれる。4月~ 7月、9月~11月によく見られ、アブラムシが発生するとすぐ現れ近くに産卵する。成虫の寿命は長く2~ 4ヶ月、この間の産卵量は200~ 400'pで、中には生涯に1,000卵を越えるものもある。年間の世代は3回が普通である。越冬は成虫で建物の隙間、土手や石垣の隙間、樹の根元などの暖かい所でする。時には数百~数千頭が一か所に集まって越冬することがる。昔からアブラムシ類の有力な天敵と期待されてきたが、アブラムシの発生最盛期には、捕食量が追いつかず、完全な抑止力には至らない。また、殺虫剤には極めて弱く、通常の害虫防除をする栽培園では生存が難しく、天敵としての利用は望めない。しかし、最近では大量増殖が試みられており、生物農薬として野菜などの施設栽培を中心にして、アブラムシ類の防除試験がされている。

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長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

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