農作物病害虫データベース

キンモンホソガトビコバチ(天敵)

キンモンホソガトビコバチ

病徴と診断

リンゴの葉の中を加害するキンモンホソガの寄生天敵として有名でる。キンモンホソガの卵に1卵を産みつけるが、卵は発育の過程で卵分割する多胚生殖で増え、最終的には数匹から10数匹になる。本種に産卵されたキンモンホソガの卵はすぐ死なないで、ふ化して終齢幼虫まで成長する。終齢になるとハチの幼虫は急激に成長を始め、寄生の体内を食べつくして蛹になる。その際、 1匹づつが俵型のまゆを作り、寄生の身体はマミー(ミイラ)状になる。成虫の体長はl mm未満である。
本種はキンモンホソガ専門の寄生天敵とされている。越冬世代と第1世代では寄生率が90%を越えることもあり、キンモンホソガの発生量制御に大きな影響を及ぼす。しかし、第2~ 4世代では寄生率が極めて低くなり、年間を通じた制限因子になっていな
い。人工増殖は困難で、もっぱら果樹園での保護による利用の可能性が研究されている。

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