農作物病害虫データベース

クワコナカイガラヤドリバチ(天敵)

クワコナカイガラヤドリバチ

病徴と診断

果樹の重要害虫クワコナカイガラムシは、樹皮下や枝の割れ目など、ものの陰に生息する性質がある。このため薬剤がかかりにくく、防除がやっかいな害虫である。この虫には5種類の日本在来の有力な寄生蜂が知られている。このうちのクワコナカイガラヤドリバチの利用が昭和40年代から長野県でも研究され、昭和46年(1971)に実用化した。本種は日本最初の生物農薬として農薬登録され農薬会社から市販され、その後長野県が生産を引き継ぎ昭和54年(1979)まで生産者に配布された。
本種は寄主のクワコナカイガラムシ幼虫に産卵し、成虫になるまで体内で生育する。寄主1個体に平均10卵を産む多寄生型で、1頭の雌は10~ 15匹のクワコナカイガラムシを殺すことができる。
餌であるクワコナカイガラムシがカボチャの実、あるいはジャガイモの芽で簡単に飼育できるので、人工増殖は難しくない。この
ような天敵の増殖のポイントは、餌である寄主の飼育の容易度にかかっている。

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長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

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