農作物病害虫データベース

ウイルス(天敵)

ウイルス

病徴と診断

昆虫病原性ウイルスには核多角体ウイルスと顆粒状ウイルスが知られている。ウイルス病は選択性が強く他種には発病しない場合が多い。このため特定の害虫だけを目標に防除でき、天敵などの有利昆虫に影響しない利点がある。核多角体ウイルスは鱗翅目を中心に400種の昆虫から検出され、リンゴのハマキムシ類では人工増殖と実用化試験が昭和40年頃から始まり、その使用技術と効果はほぼ確立している。アメリカシロヒトリでは昭和60年頃から事業化し、街路樹を中心に利用された。このウイルスは寄主昆虫の細胞核内にウイルス多核体を形成し、これに感染したハマキムシの幼虫では次第に食欲が衰え、体色が退化し黄白化しやがて液化する。 り病から死亡するまでは4~ 10日と短期間である。この死亡した虫のウイルスにより、その後の世代にも感染が継続し、長期に害虫の発生を抑えることが期待できる。
顆粒病は70種あまりの鱗翅目から検出されている。り病してから死亡するまで4~ 25日とやや長い。り病虫は液化せず幼虫体を保ったまま死亡する。

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長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

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