農作物病害虫データベース

シロイチモジマダラメイガ(普通作物/ダイズ)

シロイチモジマダラメイガ

被害と診断

暖地性の害虫で、県南部や低暖地域に発生が多い。幼虫は薬内に食入して子実のみを食害する。莢内の子実を食べ尽くすと他の莢に移り、これを繰り返す。こうした被害は夏ダイズおよび中間ダイズに多く発生し、食入莢は枯死したり空葵となる。子実が十分肥大している場合には被害粒が残る。子実の食害部は不規則で、凸凹している。虫糞はマメシンクイガに比べやや大きく、色は淡黄色~暗褐色まで変化がある。
老熟幼虫は緑色ないし紅紫色で、体長15~ 20mmに達する。背面には淡褐色の背線が認められる。老熟幼虫では背楯(頭部のうしろ)に5~ 6個の黒斑が現れるので、前種と区別できる。

発生生態

1年3回発生が主体で、老熟幼虫で越冬する。越冬世代成虫は6月頃から発生し、主に若い莢のガクの内側や基部に産卵する。卵は約1週間でふ化し、ふ化幼虫はしばらく莢の表面を歩き回った後莢内に食入する。夏期には3~ 4週間で老熟幼虫になり、莢の中央部付近に穴をあけて脱出する。脱出孔はほぼ円形で前種と異なる。マメシンクイガ同様に土中にマユを作り、その中で蛹になる。蛹期間は2週間程度である。ただし、越冬する幼虫は蛹にならずに休眠に入る。

防除方法

1.マメシンクイガ、シロイチモジマダラメイガの薬剤防除適期は8月中旬~9月上旬(幼莢期~子実肥大期)で、発生の多い場合は7~ 10日間隔で2回散布する。
2.莢内に幼虫が侵入してしまうと効果がない。ふ化幼虫が食入時に薬剤に触れるよう、できるだけ丁寧に莢に散布する。
3.マメシンクイガは移動性が低く、連作すると密度が年々増加する場合があるので、多発圃場では連作を避ける。

農業関係試験場について

長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

  • 農業試験場
  • 果樹試験場
  • 野菜花き試験場
  • 畜産試験場
  • 南信農業試験場
  • 水産試験場
  • 病害虫図鑑
  • 研究課題の募集
  • 視察研修の受け入れについて
  • 研究成果
  • スマート農業
Copyright © Nagano Prefecture. All rights reserved.