農作物病害虫データベース

黒穂病(普通作物/トウモロコシ(スイートコーン))

黒穂病

黒穂病は一般的に見られる病気で、一般に「オバケ」と俗称されている。

被害と診断

トウモロコシが30~ 40cmに伸長したころから発病が始まる。雌雄の穂に多く発生するが、葉、稗にも発生する。病患部は大きく肥大してコブとなり、直径が10cm以上になることもある。コブは初め光沢のある白色の膜で覆われているが、のちに破れて内部より黒色の粉(厚膜胞子)を飛散させる。この特徴ある形状から一般に「オバケ」と呼ばれる。

発生生態

病患部に生じた厚膜胞子(黒粉)が落下して土壌中で越冬する。この厚膜胞子は生存期間が非常に長く、土壌中で7年間も生存するといわれている。越冬した厚膜胞子は翌年発芽して小生子を生じ、この小生子が飛散してトウモロコシに達し、主に雌穂、雄穂など生育中の柔らかい組織から侵入して発病する。

防除方法

1.発病した圃場では少なくとも3年以上他の作物を栽培して、土壌中の菌密度を低下させる。
2.発病したトウモロコシはコブが破れて黒粉が飛散しないうちに取り除いて焼却する。畑には放置しない。
3.病原菌の胞子は堆厩肥としても死滅することはないので、被害植物を堆厩肥にした場合はトウモロコシ圃場に施用しない。

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