農作物病害虫データベース

炭そ病(果樹/リンゴ)

炭そ病

発生は局地的であって、常習発生地がある。発生し始めると急激に蔓延して壊滅的被害を及ぼす。

病徴と診断

果実に発病する。はじめ茶褐色の斑点が生し、やがて拡大して円形に腐敗する。病斑部はややへこんで、黒色の細粒点が輪紋状に形成され、こそからオレンジ色の粘質物(胞子塊)が溢出する。これが本病の特徴で、診断の決め手になる。腐敗部が苦みをもつことも特徴である。 6月頃の早い時期に感染をうけると、 1~ 2 mmのやや盛り上がった茶褐色の病斑が生じるが、この病斑は拡大せずに停止型の病斑となる。

発病条件

病原菌はニセアカシア、カシグルミにも寄生しており、これらの上で越冬、増殖したものがリンゴに伝搬して発病することがある。したがって、 りんご園の付近にこれらの植物があると多発する。 リンゴヘの伝染は6月中旬ころから9月まで長期にわたるが、盛期は梅雨期である。伝染源植物の周囲40~ 50mの範囲で影響を受ける。果実が発病すると病斑上に多量の分生子が形成され、雨滴とともに盛んに2次伝染する。

防除方法

伝染源植物を伐採することが最も効率的である。薬剤防除は6月中旬以降、有効な殺菌剤を散布する。常発園では袋掛け栽培を行うとよい。

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