農作物病害虫データベース

ブドウスカシバ(果樹/ブドウ)

ブドウスカシバ

りん翅目(ガ)の仲間で、翅がハチのように透明のためスカシバの名がある。体に黄色の帯があるので一見ハチに似る。幼虫が枝の中に寄生し、寄生を受けた枝は枯れたり、幹や太枝に寄生されると樹が衰弱する。被害には品種間差はない。防除良好な一般栽培園では被害が少ないが、防除不良園や家庭栽培樹で多い。釣り餌ブドウ虫は本種かブドウトラカミキリの幼虫である。

被害と診断

2年生以上の枝に幼虫が寄生する。寄生部分から先の枝や葉が元気をなくし萎れだしたり、時には早くに紅葉しやがて枯死する。枝の寄生部は紡錘形にふくらみ、外皮は赤紫に変色する。被害部の付近から排出する虫糞は糸状につながる。成虫が羽化した後の蛹の殻は半分ほど外に出る。

発生生態

年1回の発生で、幼虫で枝の中で越冬する。成虫は6月に入ると出現し6月中旬頃に最盛期になる。産卵は新梢の先端部分の若い蔓や葉の基部に1卵づつされる。卵はほぼ10日ほどでふ化し、幼虫は葉柄の基部などから新梢の中に侵入して育ち、7月から8月に脱出し更に太い枝や幹に食入する。

防除方法

寄生を受けている部分は弱くなっているので曲げると折れやすい。せん定の時には残す枝を曲げて確認し、被害枝は切除して焼却する。夏に衰弱した枝は衰弱した部分の元の近くに幼虫がいるので確認して切除する。薬剤防除では成虫発生終期の6月下旬~ 7月上旬に殺虫剤を散布する。

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