農作物病害虫データベース

ブドウトラカミキリ(果樹/ブドウ)

ブドウトラカミキリ

幼虫が前年に伸びた枝の中を食害するので、 5月から6月に寄生部分から先の新梢が枯れ、多発すると大きな被害になる。毎年防除をしていれば被害は少ないが、防除があまりされない家庭栽培樹や野生ブドウにも寄生するので山沿いの園では被害が多い。

被害と診断

新梢が伸び出してまもなく(5月~ 6月)新梢がしおれてくる。しおれだした一番元側の新梢の付近の母枝に幼虫がおり、その部分の母枝の表面は紫黒色になりややふくらみを持ち、折り曲げると簡単に折れる。この時期の幼虫は10~ 13mmくらいであるが、老熟すると17~ 20mmにもなる。前種と違い虫糞を外に排出しない。

発生生態

年1回発生で新梢の節の近くで若齢幼虫で越冬し、発芽期から食害を始める。
成虫は8月上旬~ 9月上旬に現れ、新梢の葉柄の基部に1卵ずつ産卵する。卵は10日ほどでふ化し、幼虫が枝の皮下に浅く食入し、少し育って越冬に入る。

防除方法

せん定の時に枝を曲げると寄生部から折れるので確認し切り取る。また、生育中に枯れた枝も除去する。幼虫は枯死した枝でも成長できるので被害枝は放置せずに必ず焼却する。
薬剤防除では成虫の発生最盛期直後の8月下旬~ 9月上旬が適期である。しかし、果実があり薬剤散布ができない場合は、収穫後又は翌年の発芽前に行う。

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