農作物病害虫データベース

黒星病(果樹/モモ)

黒星病

果実に黒色の斑点を生じて、商品性を落とす。アンズ、ウメなど他の核果類に発生する黒星病と同じ菌で発病する。

病徴と診断

果実のほか、枝、葉に発生するが、被害が生じるのは果実のみである。果実には6月下旬ころから、淡黒色~緑黒色のすすけた2~ 3 mmの円形病斑を生じる。多数の病斑が生じると互いに融合して亀裂を生じる。病斑は果実の上半面に多いが、これは密生する毛じで下半面が雨滴に濡れにくく、下側への感染が起こらないためである。
枝では新梢の表面に数mmの赤褐色で楕円形の病斑を生じ、後に灰褐色~黒褐色の越冬病斑となる。

発病条件

病原菌は枝の病斑で菌糸の形態で越冬し、落花期ころから梅雨期にかけて分生子を形成する。果実への感染は5月中旬ころから梅雨期にかけて多く、特に果実が親指大(5月中下旬)になくと毛じがまばらになり、感染しやすくなる。 5~ 6月に雨が続くと発生が多くなる。感染後30~ 40日を経て発病する。

防除方法

発芽前に石灰硫黄合剤を散布する。これによって越冬病斑上の胞子形成を抑え、第1次伝染を減らすことができる。5月中旬以降、収穫前ほぼ1ヶ月ころまで薬剤散布を行う。

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