農作物病害虫データベース

胴枯病(果樹/ナシ)

胴枯病

古くから知られている枝幹病害であり、樹勢の弱い樹に多く、品種によっても感受性に強弱がある。

病徴と診断

枝幹部にはじめ水浸状、黒褐色のくぼんだ小斑を生じ、次第に拡大して赤褐色の大型不正形病斑となり、健全部とのさかい目に割れ目ができ陥没する。病斑面には黒褐色の細粒点が多数発生し、梅雨期ごろ雨が続くと、細粒点より黄白色の胞子塊の噴出が見られる。

発病条件

病原菌はせん定痕や害虫等の傷口より侵入し感染する。枝幹が凍寒害や日焼けなどで損傷を受けたあとや、土壌の過湿などで樹勢が衰弱した場合に発生が多い。
主要栽培品種では「幸水」が弱く、「二十世紀」は強い。成木では発病してもやがて病勢が停滞し慢性化することが多いが、苗木や若木では枯死に至ることもある。

防除方法

肥培管理により健全な樹勢の維持をはかる。せん定痕等の傷口より感染するので、せん定後には必ず切口に塗布剤を塗布する。枝幹部の病斑には伝染源となる胞子が形成されるので、早めに削り取って塗布剤を塗布する。
生育期の薬剤散布は枝幹部まで十分にかかるように行う。

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