農作物病害虫データベース

粗皮症(果樹/ナシ)

粗皮症

接ぎ木により伝染し、新梢に発疹、粗皮症状を現す。粗皮病は過去福島県において品種笹谷にのみ発生した病害であるが、近年になり品種筑水、南水などで同様の症状が発生した。

病徴と診断

6月中旬頃から新梢に1~ 3 mmの火膨れ様の発疹が現れ、症状部分の直下の皮層部には褐変が認められる。発疹は枝の伸長に伴い、やがて亀裂してそうか状~粗皮症状となる。新梢(当年枝)にのみ発病し、葉、花および果実に異常は認められない。また、 2年枝以上の枝に新たに発病することはない。接ぎ木伝染により発病するが、接ぎ木から発病まで数年かかることもある。

発病条件

本病には発症品種と潜伏性品種があり、発症品種としては「南水」、「筑水」、「八里」、「新高」、「二十世紀」などがあり、潜伏性品種としては「幸水」、「豊水」、「新星」などがある。発症品種でも症状の程度には差があり、「筑水」で特に激しく、「新高」、「二十世紀」では症状が認められない場合もある。
接ぎ木伝染のみが確認されている。従って、発病は病原を保毒した穂木、台木の使用によっておこる。また、潜伏性品種は外観からは保毒の有無が解らないため、これへ発症品種を高接ざすることによっても病徴が現れる。

防除方法

無毒の穂木、実生の台木を利用する。

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