農作物病害虫データベース

ナシミハバチ(果樹/ナシ)

ナシミハバチ

ナシの大害虫で、収穫が皆無になる場合もある。

被害と診断

幼虫が幼果の内部を食害する。成虫は体長が4 mmの黒色のハチである。一見するとハエに似ている。開花期にガク片をみると黒色の粘質物がみられ、その中に産卵されている。幼虫は花弁の脱落部から幼果に食入する。食入した果実からは細かい虫糞が排出される。幼虫は乳白色で1頭当たり3~ 4果を食害する。食害孔は後になって寄生されたものほど大きくなる。被害を受けた果実はやがて落果する。特に開花の早い品種での被害が多い。

発生生態

年1回の発生である。老熟幼虫が土中にまゆを作り、その中で越冬する。成虫は4月下旬頃から羽化し、がく片や子房部に1卵ずつ産卵する。成虫の産卵数は平均30個である。卵は約1週間でふ化し、幼虫はがくと子房間を食害した後、落花期頃に幼果の内部に食入する。果実の内部を食べつくすと他の幼果に移動し食害する。ふ化後20~ 25日で幼虫は老熟し、果実とともに落下し地中に入りまゆを作る。

防除方法

開花期前後に防除する。また被害果は見つけやすいので早めに除去し処分する。

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長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

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