農作物病害虫データベース

黒星病(果樹/アンズ)

黒星病

果実に円形の病斑を生じ、商品性を低下させる。病原菌はモモ、ウメなど他の核果類に発生する黒星病と同じである。

病徴と診断

果実と新梢に発病する。果実では緑黒色~赤褐色の2~ 5 mmの円形病斑を生じる。病斑は果皮表面にとどまり、腐敗することはない。病斑が多数生じると融合してひび割れる。病斑は陽光面に多いが、これは密生する毛じのために下面が濡れにくいことによる。
新梢には楕円形、偏平で浅く、はじめ黄褐色、後に灰褐色になる数mmの病斑が生し、翌年の第1次伝染源となる。

発病条件

新梢に形成された病斑で越冬し、翌春この上に分生子を形成する。分生子は雨水によって飛散し、落花期~梅雨期にかけて果実に感染する。潜伏期間は30~ 40日と長いので、 2次伝染による被害は少ない。落花後から6月にかけて、気温が高めで雨の多い年に発生しやすい。

防除方法

病斑のある枝を剪定時に切り取る。また、休眠期防除として石灰硫黄合剤を発芽前の温暖無風な日に薬液を枝幹に十分散布する。その後、落花後から収穫1カ月前ころまで、殺菌剤を散布する。

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