農作物病害虫データベース

黒粒枝枯病(果樹/アンズ)

黒粒枝枯病

主要品種の平和に多発し、被害が大きい。 3月頃から結果枝の芽基部を中心に枯れ込みが生じ、これより上部が枯死する。枝枯れが多発すると、あたかも冬枯れのようになる。

病徴と診断

前年に伸びた結果枝のみに発生し、花芽は開花することなく枯れる。芽の周囲は黒褐色の波状形輪紋をえがきながら楕円形に枯死し、樹脂を分泌することが多い。発病した枝の上部はやがて枯れる。
早いものは2月下旬ころから発病し初め、開花期から満開期にかけて枯死枝が目立つ。病斑上には隆起した黒色の小粒が群生する。
灰星病の花腐れによる枝枯れと混同しやすいが、発病時期は本病のほうが早く、また、灰星病では被害部に分生子を豊富に形成し腐敗花器が存在することで区別できる。

発病条件

7月ころから病斑上の小黒点で分生子が成熟し、のち、表皮が破れて飛散する。分生子は8~ 9月に新梢の芽部に感染し、病斑を顕さないまま越冬して翌春に発病する。発病と品種の関係は顕著で、「平和」は弱く、「新潟大実」、「昭和」にも発生する。在来種ではほとんど発生しない。

防除方法

被害枝を早い時期に徹底的にせん除することが重要である。薬剤防除は早春と8月下旬~ 9月中旬頃が適期であるが、登録農薬はない。多発地帯では発病しにくい品種を栽培する。

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