農作物病害虫データベース

ふくろみ病(果樹/スモモ・プルーン)

ふくろみ病

幼果が肥大してそら豆のさやのように奇形化する病害である。

病徴と診断

主に果実に発生するが、まれに葉に発生することもある。
果実の発病は、落花期頃からみられる。被害果は白緑色となり、後に長楕円形に肥大して正常果の5倍ほどになる。内部は空洞化してソラマメのさや状になる。その後、果面に多数のしわが生じて白い粉状の胞子に覆われ、 5月下旬頃になると黒褐色に変わり、萎縮して落果する。
発病は4~ 5月に限られ、成熟期の果実には発生しない。

発病条件

モモ縮葉病菌と近縁種で、発生生態もほぼ同じである。
被害果実に形成された胞子が樹皮や枝しょう、芽に付着して越冬する。発芽期頃の降雨で越冬部位から胞子が飛散して1次伝染する。
発芽期から落花期頃に冷涼で降雨が多い年に多発する。
品種別の発生は「ソルダム」に多く、「大石早生」や「ビューティー」に少ない。

防除方法

通常、発芽前の石灰硫黄合剤の散布で十分な効果が得られる。散布時期が遅れると防除効果が劣るので注意する。また、散布むらを生じないよう十分な量を散布する。
被害果は翌年の伝染源となるので見つけしだい除去する。

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