農作物病害虫データベース

褐色せん孔病(果樹/オウトウ)

褐色せん孔病

オウトウの他にもミザクラをはじめ様々なサクラに発生する。早期に落葉させるので、多発して落葉が甚だしい場合は樹勢を低下させ、翌年の花芽の形成が不良になる。

病徴と診断

葉だけに発生する。初め葉に紫色を帯びた小さい斑点ができ、それが拡大して褐色円形の病斑になる。病斑は健全部との境日の色がやや濃く、中は白っぽい。病斑は直径1~ 5ミリ程度の大きさで、葉に散らばってでたり、いくつかの病斑が互いにくっつきあうこともある。病斑上にはたくさんの灰黒色の点々(分生子子座)が形成され、そこには分生子が作られる。病斑の周囲には離層が形成され、病斑部が脱落して穴があく。しかし多くの場合せん孔する前に黄変して落葉することが多い。

発病条件

地面で越冬した被害落葉が伝染源となる。10月頃、被害落葉の病斑部にはたくさんの小黒点(子のう殻)ができ越冬する。子のう殻の中には子のう胞子が形成され、翌春子のう殻から飛散した子のう胞子が新しい葉に感染する。その後は病斑上にできる分生子で2次伝染を繰り返す。

防除方法

伝染源となる被害落葉を発芽前までに集めて焼却する。発生園では収穫後も早期落葉をさせないための薬剤防除が必要である。

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