農作物病害虫データベース

灰星病(果樹/オウトウ)

灰星病

果実での発病が主である。花でも発病し「花腐れ」になることもある。熟果で発病すると被害が大きくなるため、オウトウでは最も重要な病害である。

病徴と診断

熟果での発病は初め黒褐色の小さな斑点ができる。この斑点は急速に大きくなり果実全体が軟化腐敗する。その後果面が灰色で粉状の分生子のかたまりでおおわれる。腐敗しないで斑点部分が陥没し奇形果になることもある。花では霜害になったときのように全体が褐変化し花腐れになる。そしてがく部には胞子のかたまりができ、樹上に残ることもある。まれに葉で、花腐れとの接触部に、淡褐色の斑点を作ることもある。

発病条件

前年の被害果実に作られる子のう胞子や、樹上に残された被害果に形成される分生子が1次伝染源である。これらの胞子が風雨で花や果実に運ばれ感染する。花腐れや発病果には分生子が作られ2次伝染を繰り返す。開花期に雨が多いと花腐れが収穫期近くに雨が多いと果実発病が多くなる。

防除方法

花腐れは開花期前後に、果実発病は収穫3週間前から10日間隔で薬剤を散布する。雨の多い場合は念入りに防除する。

農業関係試験場について

長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

  • 農業試験場
  • 果樹試験場
  • 野菜花き試験場
  • 畜産試験場
  • 南信農業試験場
  • 水産試験場
  • 病害虫図鑑
  • 研究課題の募集
  • 視察研修の受け入れについて
  • 研究成果
  • スマート農業
Copyright © Nagano Prefecture. All rights reserved.