農作物病害虫データベース

モモノゴマダラノメイガ(果樹/クリ)

モモノゴマダラノメイガ

モモ、スモモ、カキ、ブドウにも寄生するが、防除が行き届いている果樹園では被害が少ない。防除があまりされないクリでは重要な害虫である。針葉樹寄生型と果樹寄生型があり、生態が若干違う。

被害と診断

被害は8月下旬頃からみられる。クリシギゾウムシと異なり、イガの外に白色の粒状の糞を排出するので被害果を識別できる。成虫は翅の開長が25~ 30mmの蛾で、翅は明るい黄色、翅、胸部、腹部に小さい黒点が多数散在している。

発生生態

樹皮の隙間などに粗末なまゆを作り蛹(前蛹)で越冬する。年3回発生で越冬世代成虫は6月中旬頃、 第1世代成虫は8月上旬頃、 第2世代成虫は9月上旬に出現する。クリでは越冬世代成虫の出現期には果実がないので被害はなく、 第1、第2世代成虫によって産卵される。産卵はイガのトゲの基部に1卵づつされる。幼虫期間は越冬世代が14日程度、第2世代は30日程度で、老熟すると果実から脱出して蛹になる。

防除方法

早生種では8月上中旬に、中生種では8月下旬から9月上旬に、晩生種では9月上中旬に殺虫剤を散布する。耕種的方法としては9月下旬過ぎに幹や太枝に紙や布を巻くと、越冬のためにこの中に幼虫が集まるので焼却する。

農業関係試験場について

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