農作物病害虫データベース

ネグサレセンチュウ(野菜/レタス・他野菜全般)

ネグサレセンチュウ

野菜類を加害し、被害が問題となっているネグサレセンチュウは、現在7種あげられている。長野県のレタスを加害する種類としては、このうちのキタネグサレセンチュウの存在が明らかになっている。

被害と診断

地上部の生育が不揃いになったり、欠株が生じたりする。根をていねいに掘り上げて洗ってみると、根に褐色~黒褐色の紡錘形の斑点が生じて、ひどくなると根全体が黒変して細根が少なくなっている。根の生長点の表層部に侵入して加害し、組織内を移動しながら摂食するので、組織を崩壊、腐敗させるため先端から脱落していく。被害が著しい株は、細根が少なく根の先が変色してなくなっている。
ダイコンでの被害は、肥大根に水泡状の小白斑が生じて、時の経過につれて斑点の中心が割れて黒くなるので、はっきり区別できる。
ハクサイでは、黄化病の発生を助長する要因ともなる。

発生生態

雌成虫は、根の組織内で産卵し、その孵化した幼虫もその組織を加害する。 1頭の雌虫の産卵数は平均20卵ほどである。
キタネグサレセンチュウは寒地種で、また雑食性のため寄主範囲は広く、寄生植物が350種以上にも及び、25℃ 前後では1世代は30~ 40日ぐらいで年間数世代を繰り返す。体長0.7~ 0.9mm。

防除方法

発生回場では殺線虫剤で土壌消毒して栽培する。対抗植物の利用では、マリーゴールドの栽培が効果高く、50cm以下の間隔で直まきの場合は3カ月以上、移植でも2カ月以上の栽培をしてそのまますき込む。フレンチ種に有効なものが多い。

農業関係試験場について

長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

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