農作物病害虫データベース

ウイルス病(野菜/イチゴ)

ウイルス病

草勢が衰えて、ランナーの発生が少なくなり、収量があがらなくなる原因の一つにウイルス病がある。イチゴウイルス病とは数種のイチゴウイルスの単独または重複感染によって起こる病気の総称である。

病徴と診断

栽培品種では、単独のウイルスによる感染では、ウイルス病症状の現われない場合が多い。数種のウイルスが重複感染すると、一般には、葉は小型となり、ねじれ、つやがなくなり、赤紫色にかわる。小葉は不斉となり、葉柄の伸長が悪く、株全体が矯化する。いわゆるすくみ症状を呈する。罹病株は着果数が少なくなり、果実の肥大が悪く、品質も低下する。苗は良質のものができず、活着も不良である。

発病条件

現在病原ウイルスは8種類ほど知られ、そのうち4種はアブラムシにより伝染する。実際の被害はこれらアプラムシ伝搬性ウイルスの感染によって起こる。アブラムシ伝搬性ウイルスは栽培イチゴが伝染源となる。イチゴは栄養繁殖をするため、罹病親株からランナーを通じてウイルスが移行し、苗伝染する。イチゴに寄生するアブラムシの中でも、発生が多いイチゴケナガアブラムシは主要な媒介虫となっている。

防除方法

1.苗生産ではウイルス感染を防ぐために、寒冷紗被覆や薬剤散布により、アブラムシの防除を徹底する。
2.親株は収量、品質とも良好な株から選抜する。
3.ウイルスフリー苗を使用する。ただし圃場における栽培管理によっては、短期間の内にアブラムシにより再汚染する恐れがあるので、アブラムシは徹底防除する。

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