農作物病害虫データベース

キアゲハ(野菜/ニンジン)

キアゲハ

各地で普通に見られるアゲハチョウの仲間で、幼虫が作物を加害する。

被害と診断

生育中のニンジンの葉がいつの間にか食害されて、葉柄だけになっていて、株元の地面には濃緑色の大きな虫糞がみられる。キアゲハの幼虫による被害である。若齢幼虫は黒褐色に白い帯状の模様がある幼虫で、小鳥の糞に似ている。 4~ 5齢になると緑色の地に黒の縞模様のある大きな幼虫となり、暴食性のため被害は著しい。セリ科の植物を食草としているので、ニンジンのほかにパセリ、セルリーなども加害する。

発生生態

越冬は近くの建物の塀、柱、草の茎、樹木の枝幹などで蛹で行い、 3月ごろから羽化する。雌成虫は交尾後、葉裏に球状の卵を1粒ずつ産みつける。ふ化幼虫は最初に卵殻を食べ、その後葉を食害する。老熟幼虫は、葉柄などで糸で体をささえて蛹になる。年2~ 3回発生し、春型は3~ 5月、夏型は5~ 7、7~ 9月である。

防除方法

発生期間が長いので、ときどき見回りをして捕殺する。急激に多発することはないが、 8~ 9月に発生が目立つことがある。多い場合は、薬剤散布を行う。

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長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

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