農作物病害虫データベース

半身萎凋病(野菜/トマト)

半身萎凋病

1972年、東京都で初めて発見された病害であり、その後発生地は広がった。重要病害ではあるが、抵抗性品種の普及により実害は少なくなっている。

病徴と診断

症状は慢性的で、最初、下葉の小葉が部分的にしおれ、葉縁は上側に巻く。その後、発病部は黄白色から黄色に変色してくる。葉縁や脈間に不規則な黄化がみられる。しかし菌叢など何も現れない。病勢が進むと、下葉の方から次第に枯れ上がる。急激に枯れるようなことはないが、生育が悪くなり果実の肥大も悪い。発病株の葉柄、茎などの導管部は褐変している。しかし、それほど顕著ではない。

発病条件

病原菌は不完全菌類の一種である。本菌はきわめて多犯性で、多くの植物に寄生する。
本菌は20~ 28℃ の温度範囲でよく生育し、適温は25℃ とされている。また発病の適温は約25℃ であり、18℃ 以下や33℃ 以上では発病が少ない。本菌は被害株に形成される小さな菌核(微小菌核とも呼ばれる)が土壌中に入り、長く生存し、伝染源となる。

防除方法

1.連作はなるべく避け、宿主作物以外と輪作する。
2.常発地では土壌消毒を行う。
3.抵抗性の台木を用いる。ただし病原菌密度が高い場合は、抵抗性品種でも生育後期に発病する恐れがあるので、土壌消毒等で菌密度を下げる。

農業関係試験場について

長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

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