農作物病害虫データベース

萎ちょう病(野菜/トマト)

萎ちょう病

トマト品種に対して病原性が異なるレース1~3と根腐萎ちょう病があるが、県内ではレース3はまだ確認されていない。

病徴と診断

初期は生育が衰えて、茎葉が晴天の日中しおれ、夜間には回復するという状態を数日繰り返す。やがて下葉から萎ちょう黄化し、葉柄が下に垂れ下がり、枯死する。 やがて全葉が黄化、萎ちょうし、株が枯死する。茎葉の黄化や萎ちょうは、しばしば半枯症状を呈する。黄化した葉の葉柄や茎を切断してみると、維管束に明瞭な褐変がみられる。茎の維管束褐変は、生長点付近のかなり上部までみられることが多い。根の障害は比較的少ない。なお根腐萎ちょう病は根の褐変腐敗が著しく、維管束褐変も茎の地上15cm~ 20cm程度までであり、半枯症状にもならない。

発病条件

病原菌の発病最適温度は27℃ ~28℃ で夏季に多発する。代表的な土壌病害で、土壌中の病原菌の厚膜胞子が主な伝染源となる。病原菌は作業中にできた根の傷やネコブセンチュウによる付傷部、根のいたみ等から侵入する。

防除方法

1.抵抗性品種を利用するか、抵抗性の台木を接ぎ木する。ただし台木と穂木のTMV抵抗性の型を一致させる。
2.発病地では土壌消毒する。
3.保菌苗を定植すると被害が大きいので、育苗には無病土を使用する。
4.連作を避け、なるべく輪作する。

農業関係試験場について

長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

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