農作物病害虫データベース

立枯病(花/デルフィニウム)

立枯病

病徴と診断

初めは下葉が黄化し、徐々に株全体の生気がなくなってくる。やがて生育は停止し、下葉が枯れ上がる。このような株は手で容易に引き抜ける。地際茎は褐色~黒色を呈してくびれ、病原菌の褐色菌糸が観察される場合もある。
発病自体は2~ 3月の低温期から確認されるが、気温が徐々に上昇してくると顕著になる。

発病条件

ラークスパーやデルフィニウム類に発生し、発病ほ場では全体に発生するため被害が大きい。本ぽを消毒しても発病することから、苗床感染していることが多いと考えられる。罹病株は生育が停止したり遅れるが、そのために追肥や灌水したりすると病勢が急激に進むこともあるので注意する。
本病原菌はいくつかの菌群に類別されるが、チドリソウから分離された菌株は、茨城県や千葉県で発生している菌群と一致した。しかし、大輪系デルフィニウムからの分離菌株は異なり、本病に関与する病原菌の菌群はいくつか存在することが明らかになった。

防除方法

1.育苗床土等の消毒を徹底し、本ぽに汚染苗を持ち込まない。
2.有機物を施用する場合は、必ず完熟したものを用いるようにし、未熟なものや難分解性有機物を使用しない。
3.被害残渣はほ場内に残さないで、集めて焼却する。

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長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

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