農作物病害虫データベース

褐条病(普通作物/イネ)

褐条病

種子伝染性の細菌性病害であり、主に育苗期に発生する。北陸地方、北海道で発生が問題となり、その後全国的に発生が拡大している。長野県では1993年に初めて発生が確認された。

病徴と診断

育苗期に発生する病害の多くは、坪状に発生するが、本病は箱内にほぼ均―に発生する。これは本病の播種後の2次伝染力が弱いためである。
罹病苗は葉鞘や葉身に褐色の条斑が現れるのが大きな特徴である。初期には輸葉が褐色~あめ色に変色し、次第に1葉、 2葉の葉鞘から葉身へ条斑が進展する。症状が3葉期までに現れた苗は枯死することが多い。また、罹病苗の中には葉鞘の基部あるいは苗全体が湾曲するものがあり、これは葉鞘の褐色条斑に先だって現れる。育苗期に発生する他の病害とは明らかに症状が異なるので診断は容易である。

発病条件

保菌種子を播種すると発生する。病原菌の生育適温が36~ 39℃ と非常に高いため、催芽~緑化に至る間高温で管理すると発生が助長される。また、循環式加温催芽器は発生を著しく助長する。

防除方法

種子伝染性病害であるため、無病種子を用いることが重要であるが、外観からは保菌種子の判別ができないので、もみ枯細菌病に準じ、育苗管理および薬剤防除を実施する。

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