農作物病害虫データベース

ごま葉枯病(普通作物/イネ)

ごま葉枯病

ごま葉枯病は秋落ち地帯に多く発生し、いわゆる「穂枯れ」症状となって減収、品質低下を起こす。本県では最近は発生が少ない。

病徴と診断

幼穂形成期ごろから下葉に発生し始め、穂ばらみ期以降急に激しくなる。病斑は褐色でやや丸味を帯びた小さな楕円形で、内部に同心円状の輪紋がみられる。葉脈に沿ったえ死線がみられないことから、葉いもち病斑とは区別がつく。 ミゴおよび穂軸には黒褐色の細い条斑を作り、籾には小さな斑点が形成される。後に全体が暗褐変して枯死し、いわゆる「穂枯れ症状を呈する。穂いもちとは区別しにくいが、 白穂となることはない。

発病条件

病原菌はカビで罹病種子と被害わらで越冬し、翌年の第1次発生源となる。罹病種子を播種すると苗立枯れを起こす。発病はイネの体質と密接な関係があり、窒素、カリウム、ケイ酸、鉄、マンガン、マグネシウムの欠乏が発生を助長する。このため南信地方の花こう岩を母材にした秋落田で多発生したが、土壌改良が進んでからは散見される程度となった。

防除方法

1.秋落田に多発するので土壌改良と施肥の改善をして塩基類の保持力を高め、肥切れを起こさないように分施する。
2.通常はいもち病と同時防除されている。

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