農作物病害虫データベース

葉鞘褐変病(普通作物/イネ)

葉鞘褐変病

冷害年に発生が多いことから、長い間冷害による生理障害と考えられていた。北海道以外では冷害年を除いてそれほど問題となつてはいない。

病徴と診断

穂ばらみ期以降に発生し、はじめ止葉葉鞘に暗褐色水浸状の斑紋を生じ、拡大に伴い中心部は灰褐色となる。発病が激しいときは葉鞘全面が褐変し腐敗する。穂は出すくみ、籾は一部あるいは全部が暗褐色ないし黒褐変する。病籾の玄米は表面に褐色の斑紋を生じ、激しい場合には全体が褐変し、茶米となる。また、不完全米や、奇形粒になることもある。
また、本病は田植間もない苗を侵して、苗腐敗をおこすこともあり、田植後低温で活着の悪いときに発生しやすい。

発病条件

病原菌は細菌で、被害ワラや種籾、水田周辺の雑草で越冬する。その後、外見健全の稲体上で腐生的な生活を続け、穂ばらみ期に至って、発病に好適な低温条件にあうと、気孔や傷口から侵入、感染し、発病に至ると考えられている。穂ばらみ期~出穂期にかけての低温、降雨や霧は発生を助長する。また、一般に出穂がばらつき、だらだらと長引くと発生しやすい。

防除方法

1.発生を予測することは困難であるが、薬剤防除は水和剤、または粉剤を穂ばらみ初期~出穂初期に散布する。

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