農作物病害虫データベース

黄化萎縮病(普通作物/イネ)

黄化萎縮病

本病は集中豪雨などで苗代や本田が浸冠水した場合に多発するが、近年、水田の基盤整備がすすんで河川の氾濫や、水田の浸冠水が少なくなり、本病の発生は極めて少ない。

病徴と診断

本病は集中豪雨などで苗代や本田が浸冠株全体、ときには1株のうち数本だけが黄化して萎縮するのが特徴である。病葉は幅広、短化し、白いカスリ状の斑点ができる。発病が激しい場合には枯死する株もあり、軽いものは出穂するが、穂は出すくんだり、ねじれて奇形穂となる。白いカスリ状の斑点ができる点、あるいは降雨の後などに葉の表面に白い粉状物がみられる点で黄萎病と異なる。水した場合に多発するが、近年、水田の基盤整備がすすんで河川の氾濫や、水田の浸冠水が少なくなり、本病の発生は極めて少ない。

発病条件

イネの浸冠水により発生する。病原菌は畦畔などのイネ科雑草に寄生しており、イネが河川の氾濫などで浸冠水すると、水中に泳ぎ出してイネにたどりつく。芽の基部から侵入し、生長点付近で増殖するので株全体が萎縮する。田植え直後から7葉期ごろまでが最も罹りやすい。また本病の発生は、水温によっても影響を受け、15~ 20℃ で最も活動が旺盛で23℃ を越えると衰える。また、本病に罹るといもち病など他の病害も発生しやすくなる。

防除方法

1.今のところ浸冠水を防ぐ以外に的確な防除手段がないため、潅排水路の整備等の基盤整備は本病の防除にきわめて有効である。

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