農作物病害虫データベース

軟腐病(野菜/ニンジン)

軟腐病

本病はニンジンのほか、アプラナ科、ナス科など各種野菜を侵す細菌によって起こる。

病徴と診断

水分を含んだ柔らかい組織を侵し、軟化、腐敗させる。病原細菌は葉、茎、根などの傷口から侵入し、水浸状の病斑ができ、次第に拡大する。病患部は、初め淡褐色で、次第に汚自色に変わり、根の内部組織にまん延する。病勢が進むと、根の組織は軟化、腐敗し、葉はじおれる。病患部は悪臭を放つ。
発病条件 病原菌は細菌の一種であり、ハクサイなどの軟腐病菌と同じである。発育適温は28~ 34℃ で、土壌の地表面から0~25cmのところに生存している。

発病条件

病原菌は細菌の一種であり、ハクサイなどの軟腐病菌と同じである。発育適温は28~ 34℃ で、土壌の地表面から0~25cmのところに生存している。

防除方法

1.無病地で栽培し、連作を避ける。
2.圃場の排水をよくする。
3.害虫の食害痕から菌が侵入するので、害虫防除を行う。
4.管理作業で茎葉を痛めない。

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長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

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