農作物病害虫データベース

褐色腐敗病(野菜/ヤマノイモ(ナガイモ))

褐色腐敗病

ナガイモの地下部の病害として、最も重要なものであり、発生し始めると、被害は年々激しくなる恐ろしい病気である。

病徴と診断

普通の場合には、地上部には明らかな症状は現れず、収穫して初めて判明する。発生のひどい時にはイモができ始めて間もなく幼イモにも発病する。
幼イモの時から発病すると、イモができてもすぐ腐る状態をくり返しているので、収穫期に掘ってもイモがついてこなかったり、著しい奇形となる。また、生育してから発病したものでは、不整形の褐色病斑がイモの表面にできる。病斑はややへこんで腐敗してやわらかくなっている。切ってみると、褐変部は外からの病斑よりかなり広がっている。

発病条件

病原菌は不完全菌類に属する複数のかびである。病原菌は腐敗したイモなどの残渣と共に土壌中に残っており、伝染源となる。土壌中での病原菌の生存期間は長い。本病は連作するほ場ほど被害が激しく、雨の多い年に発生が多い。また滞水するような畑や、同じ畑でもくぼ地などで発生しやすい。保菌イモや農機具についた病土が拡がり伝搬することもある。

防除方法

1.健全な種いもを選別して使用する。発生畑のイモは種いもに使用しないのが得策である。また種いもの切断面は20~ 25日間陰干しする。
2.種いもは植付前に薬液に浸漬して消毒する。
3.多発圃場では、他作物を植えたり、土壌消毒する。

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