農作物病害虫データベース

べと病(野菜/タマネギ)

べと病

タマネギの重要病害であり、県下の各地でしばしば大発生し、被害を受ける。

病徴と診断

本病には越冬株での全身感染症状と、二次感染による典型的な症状とがある。越冬株の場合には、草丈が低く、葉全体が黄白色になり曲がる。春先に雨にあうと全面に白色~紫色のかびを生じる。一方、二次感染のものは葉に長卵形~楕円形の黄色がかった大形病斑を生じ、多湿時には病斑上に白ないし暗紫色のかびを生ずる。また、病斑部は折れやすく、ひどい場合には折れて、離れた場所からみてもすぐわかる。また古い病斑には二次的に他の菌がつき、紫黒色~黒色にかわることがある。

発病条件

病原菌はべん毛菌類の一種であり、卵胞子の形で土中で長期間生き残っている。10~ 11月に苗床では雨滴などによって葉に付着し、侵入する。この苗は生長点に菌糸が侵入し葉の伸長とともに苗糸も伸長し、株全体が保菌して越年り病株となる。またひどい場合にはそのまま枯れる。この越年り病株が春先き形成する分生胞子によって春の二次感染が起こる。本菌の分生胞子形成は15℃ が適温である。したがって、春先の二次感染の適温は15℃ぐらいで、雨の多い時に多発する。

防除方法

1.収穫時に病株は集めて埋めるか、堆肥として完全に発酵させる。
2.日陰過湿地での栽培は避け、排水と通風を良好にする。
3.発病初期から薬剤散布する。

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