トピックス

試験場だより 令和元年11月号(518号)

農業試験場

  • 「信州伊那谷スマート農業実証コンソーシアム」第3回実演会を開催しました
     「信州伊那谷スマート農業実証コンソーシアム」では、伊那市の農事組合法人田原を実験農場とし、最新鋭のスマート農業機械を導入し、中山間地域の水田作における作業の効率化等の実証を行っています。
     10月11日(金)、農事組合法人田原の水田圃場において第3回実演会を開催しました。自動運転トラクタ、食味・収量情報コンバイン、営農支援システム(KSAS)をテーマとしたところ、約150人が見学に訪れました。実演会の後、会場をJA上伊那春富支所に移し、(株)関東甲信クボタから、営農支援システム(KSAS)を紹介していただきました。先に稼働した、食味・収量情報コンバインのメッシュデータの紹介もあり、参加者に「データの見える化」を実感していただく機会になりました。また、田原の中村組合長から、新規のスマート農業機械に取り組むにあたっての課題、取組への意気込み、期待等を語っていただきました。なお、今年度の実演会は今回で終了となります。
  • おいしい信州ふーどカフェ「酒米のがっこう」を開催しました
     県の農業関係試験場にて最近開発されたオリジナル品種について、県内の一般消費者の方々に理解を深めていただく機会として、おいしい信州ふーどカフェを10月21日(月)にMIDORI長野(長野市)のりんごの広場で開催しました。今回は「酒米のがっこう」と称して酒米の新品種「信交酒545号(山恵錦(読み;さんけいにしき))」(品種登録出願中、以下「山恵錦」)に関するPRを主体としたイベントとしました。
     前半は、講義の時間を設け、信州地酒のすばらしさと魅力について有意義な話題提供や「山恵錦」の特徴について紹介しました。後半は、試験醸造を行った純米大吟醸酒3種の利き酒、酒米を炊いたごはんの試食、酒米の実物展示、最先端の酒米研究成果のパネル展示を行いました。
        学び、そして、実際に味わい触れることにより、今後更なる生産拡大と醸造量の増加が期待される「山恵錦」への愛着を深めていただけたら幸いです。


果樹試験場・南信農業試験場

  • 出張試験場(果樹)を開催しました
     10月1日(火)に松本合同庁舎において、果樹の出張試験場を開催しました。当日は地元の果樹生産者やJA、全農長野、NOSAI長野の関係者など70名程度が参加しました。
     出張試験場では、果樹の新品種を中心に、5つのテーマについて、試験場の担当者から話題提供をしました。参加者からは、今後栽培していく上での課題や対応など多くの質問や意見が出され、熱心に検討がなされました。また、休憩時間には、ぶどう新品種「クイーンルージュ®」の試食を行い、参加者からは甘くておいしいとの高い評価でした。
     全体を通して、新品種に対する期待度の大きさ、生産の安定や振興に向けて現地が求める技術的な内容がはっきりし、試験場にとって今後開発する研究テーマが明確になるなど大いに参考になりました。


野菜花き試験場

  • 野菜花き試験場を一般公開しました
     10月19日(土)に「行って学ぼう!! 次代を拓く、野菜・花の最新技術」をテーマに、野菜花き試験場(塩尻市)を一般公開しました。当日は、時折雨が降るあいにくの天候にもかかわらず、660名ほどが来場され、大変にぎわいました。
     展示コーナーでの最新研究紹介や見学ツアーでの圃場案内に加えて、公開セミナーでは、環境にやさしい農業技術開発の現状と将来方向について講演しました。また、相談コーナーでは野菜・花き・大豆・そばの栽培や病害虫防除をはじめ、果樹栽培や鳥獣害対策など多岐にわたるご相談にお応えしました。アンケートで寄せられたご意見やご要望を参考に、今後もこれまでにもまして試験場への理解を深めていただけるよう努めてまいります。

畜産試験場

  • 長野県中央家畜市場子牛共進会が開催されました
     10月3日(木)、木曽町において長野県中央家畜市場が開催され、県下各地から黒毛和種子牛など約330頭の上場がありました。例年、家畜市場にあわせて子牛共進会が開催され、今年度は、雌の部8頭、去勢の部7頭の出品がありました。生産農家の日頃の適切な飼養管理に加え、子牛育成技術が向上した結果、全体に発育良好なものが多く出品されました。厳格な審査の結果、雌の部及び去勢の部それぞれで最優秀賞が選ばれました。出品されました方々には、今後も一層の飼養管理技術の向上に努められ、益々のご活躍を期待します。
     

南信農業試験場

  • 日本なし育成系統の試食検討会を実施しました
     日本なし育成系統(新品種の候補)の試食検討会を9月25日(水)に実施しました。
     南信農業試験場では、日本なしの品種育成に取り組んでおり、これまでに県内の晩生の基幹品種「南水」の他、「南月」、「サザンスイート」を育成しています。今回の試食検討会では、9月に収穫となる系統について、普及センター、JA技術員など30名を対象に試食アンケートを実施しました。今後は試食検討会で出された意見を参考に、より生産現場のニーズに合った新品種の育成を進めて行きたいと考えています。

知って納得

  • 環境制御による切り花類の開花調節(野菜花き試験場)
     今月は、野菜花き試験場からお届けします。カーネーションとトルコギキョウの生産は、長野県が国内トップシェアを誇っていますが、近年の気候変動が生育開花に顕著に影響し、開花期の変動や品質の不安定化が生じています。そこで、燃油高騰対策として導入が進んだヒートポンプ(効率よく熱を汲み上げる省エネルギー技術)を活用した、環境制御による開花調節技術の開発を目指しています。
     カーネーションでは、作型全体の生産性を落とすことなく、夏秋期に開花する二番花の品質を向上させる日没後短時間変温管理技術の開発や、トルコギキョウでは、抑制作型の計画出荷を実現する定植後の温度管理技術の開発に取り組んでいます。
     これらヒートポンプを活かした省エネ型環境制御による開花調節技術の開発により、本県産のカーネーション及びトルコギキョウの一層のブランド強化に繋がることが期待されます。
     

11月の行事予定はこちらをご覧ください。

お知らせ一覧

農業関係試験場について

長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

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