農作物病害虫データベース

立枯病(きのこ/エノキタケ)

立枯病

病徴と診断

通称「こうじ」と呼ばれ、子実体が綿毛状に繁茂した白い糸状菌に覆われて軟化し、枯死する病害である。病原菌は不完全菌で、子実体形成時以降に発生する。一見するとエノキタケの白い気中菌糸に見えるが、分生子柄の先に多細胞からなる長円球で白色の胞子があり区別できる。

発病条件

生育前期の換気不良や多湿条件で発病が助長される(このほか、菌糸培養段階での高温障害などにより子実体が生育不良となった場合にも発生しやすい。胞子により空中伝染するほか菌かき機や巻紙により伝染する。

防除方法

エノキタケの生育を不良にする要因を取り除くとともに、菌かき機や巻紙を消毒し、環境を浄化する。

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長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

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