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セルリーの新病害を解消!日本植物病理学会学術奨励賞が授与されます

4月26日(水)に岩手県盛岡市で開催される平成29年度日本植物病理学会大会で、セルリーに発生した新病害の生態解明と防除技術の普及に寄与した功績により、県野菜花き試験場・環境部の山岸研究員に学会から学術奨励賞が授与されます。

◆日本植物病理学会学術奨励賞とは 
 大学、国研など全国の研究者が対象で、植物病理学の進歩に寄与する優れた研究を行い、かつ、将来の発展が期待できる40歳未満の若手研究者へ贈られる賞です(年3人程度)。1971年の奨励賞制度創設以来(S46~H28)、都道府県の試験場からは13人が受賞していますが、長野県の受賞は2人目です。

◆受賞課題
「セルリー萎縮炭疽病の生態解明と防除に関する研究」

◆受賞者
 ⻑野県野菜花き試験場・環境部 研究員 山岸 菜穂(やまぎし なほ)

◆受賞経過
 山岸研究員は、全国一位の生産量を誇る本県のセルリーに発生していた原因不明の病気(セルリー萎縮炭疽病)について、その原因を究明するとともに農薬に頼らない防除技術を開発しました。この技術を、農業改良普及センターとともに迅速に現場に普及した結果、平成24年には約35haあった被害面積が、現在ではほとんど見られなくなり、安定生産に大きく貢献したことが評価され、今回の受賞となりました。

 プレスリリース(リンク)

isyukutanso_byoutyouセルリー萎縮炭疽病

shidoukainoyousu山岸研究員による生産者への指導会の様子

 

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