研究情報

平成29年度の主な研究成果

詳しくは農業技術レーダー第25集(平成30年6月発行)をご覧ください。

新品種

  • 甘味が強く皮ごと食べられる赤色ぶどう品種 ぶどう「長果11」
  • 酸味が少ないスイートタイプネクタリン品種 ネクタリン「ネクタリン長果2」
  • 紫色で春どり収量が多く若茎頭部の締まりに優れる 紫アスパラガス「長・野交51号」
  • 果実品質に優れ多収で、うどんこ病に強い 夏秋どりに適したイチゴ「・野53号」
  • 高消化性と紫斑点病抵抗性を併せ持つ品種 飼料用ソルガム「東山交37号」

新技術

  • 麦作におけるカミツレの発生消長と晩播による防除効果
  • 県オリジナルりんご品種を用いた高密植栽培の早期多収性
  • 果菜類の新養液栽培システム
  • 加工・業務用キャベツの窒素減肥栽培
  • 付加価値の高い豚肉を効率的に生産するための精液配布用種雄豚の能力改善
  • イネWCS専用品種を使った飼料用イネの乾田不耕起直播栽培技術の開発
  • 日本なし「サザンスイート」の収穫適期の判定に有効なカラーチャートの開発
  • 一年株養成後春どりで完結させるアスパラガスの全面マルチ栽培法
  • 地球温暖化が県内水稲作に及ぼす影響評価
  • 地球温暖化が県内りんご生産に及ぼす影響評価
  • 温暖化に伴うレタスの抽だいリスクの予測
  • 温暖化が作物の養分吸収に与える影響評価

次代を拓く新品種・新技術開発をめざして

南信農業試験場長 木原 宏

長野県では「次代へつなぐ、笑顔あふれる信州の食と農業・農村」を基本目標に、平成30年度から5か年の「第3期長野県食と農業農村振興計画」を策定しました。食と農業・農村の将来のめざす姿を明確にし、その実現に向けて、全ての関係者が一体となって取り組む行動計画を示すものです。

農業関係試験場では、この「振興計画」の目標達成に向け、「日本をリードする研究力を活かした信州農業を革新する新品種・新技術の開発」及び「生産現場の課題解決のための技術開発」を研究展開の柱に据えた、新たな「長野県農業関係試験研究推進計画(農業技術ステップアッププログラム)」を策定し、長野県農業の競争力強化、収益性の向上をサポートするための技術開発を進めます。

南信地方を代表する地域特産のかき「市田柿」

南信農業試験場では、この新たなステップアッププログラムの中で、オリジナル品種の開発として無袋栽培が可能で良食味な日本なし早生、中生種の育種を、環境への負荷を軽減できる病害虫防除技術の開発として、耕種的防除の組み合わせによるナシ黒星病の防除技術や、交信かく乱剤を併用した柿のカイガラムシの防除技術の開発を進めます。多分野と連携した先端的な農業技術の開発のため、大学や地元企業、JAとの共同研究に取り組み、かき「市田柿」の大きさと熟度を判別して剝皮機に柿を自動でセットするロボットの開発を進めます。

病害に強い早生なし「サザンスイート」

また、生産現場の課題解決のため、早生なし「サザンスイート」の商品化率を向上させる栽培管理技術の開発や、省力的で早期成園化が図れるなしの「樹体ジョイント栽培」を行うための樹の効率的な養成技術の開発等を目標に掲げ、研究を進めます。

省力的で早期成園化が図れる なしの樹体ジョイント栽培

担い手の減少や高齢化などの農業構造の変化や、経済のグローバル化、人口の減少や消費の多様化など、農業を取り巻く現状は厳しさを増しています。このような状況の中で、本県農業の将来を見据え更なる発展を図るため、生産現場に役立つ新品種・新技術の開発にスピード感をもって取り組んでまいります。

有望な新品種や画期的な新技術は、産地や産業の活性化を図る上で欠かせないものですが、それらは現場に普及して初めて真価が発揮されます。笑顔あふれる信州の食と農業・農村を次代の後継者や産地につなぎ、次代を拓いていくため、新品種や新技術の生産現場での積極的な導入を期待します。

研究成果トピックス「農業技術レーダー」バックナンバー

研究成果の検索

農業関係試験場について

長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

  • 農業試験場
  • 果樹試験場
  • 野菜花き試験場
  • 畜産試験場
  • 南信農業試験場
  • 水産試験場
  • 病害虫図鑑
  • 研究課題の募集
  • 視察研修の受け入れについて
  • 研究成果
Copyright © Nagano Prefecture. All rights reserved.