研究情報

研究成果『果樹』

長野県農業関係試験場にて取り組んだ「果樹」の研究内容とその成果をご紹介します。

試験して得られた技術事項 平成13年(2001年)果樹試

スイートタイプネクタリン「ネクタリン長果1」の育成

ネクタリンは酸味が強いタイプの品種が多く、このことが消費拡大阻害要因の一つとなっている。また、ネクタリンの主要品種は中晩生品種が中心で、早生で商品性の高い品種は少ない。そこで酸味が少なく、食味・外観が良い早生品種の育成を目標とした。

試験して得られた技術事項 平成13年(2001年)果樹試

「リンゴ長果17」の育成

長野県のリンゴの品種構成は「ふじ」に偏重しており、管理労力の分散、気象災害に対する危険分散、授粉樹の確保等の点から、新品種の導入が必要とされている。これまでに10月に成熟する「シナノスイート」、「シナノゴールド」、8月に成熟する「シナノレッド」を育成し、普及に移した。しかし、8月下旬~9月上旬に成熟する「つがる」と10月の中生種との間には優良な品種ないことから、この時期に成熟する品種の育成を目的とした。

試験して得られた技術事項 平成13年(2001年)果樹試

M.9ナガノ台木の根量、台芽の取り扱いとリンゴ1年生苗木の生育

リンゴ1年生苗木を育成する際、台木から発生する新梢(以下、台芽)は、貯蔵養分の浪費を防ぐため、早めにかき取られることが多い.しかし、発根量の少ない台木を用いた場合、早い時期に台芽のかき取りを行うと苗木の生育が劣り、場合によっては枯死することも見られる.そこで、取り木によって繁殖したリンゴわい性台木M.9ナガノを用い、台木の根量、および台芽の取り扱い方法が、1年生苗木の生育に及ぼす影響を調査した.

試験して得られた技術事項 平成13年(2001年)果樹試

りんご「シナノゴールド」わい性台木幼木主幹形樹の主幹延長枝の切り返しと側枝誘引による生育特性

りんご「シナノゴールド」は、食味と貯蔵性が優れる中生種として各地で導入されている。しかし、主幹部や側枝上のはげ上がりや側枝上に徒長枝が発生しやすいことなどが問題である。そこで、わい性台木幼木主幹形樹の主幹部の新梢確保と側枝上に中短果枝を確保するための樹体管理法を明らかにする。

普及技術 平成12年(2000年)中信農業試験場 果樹試験場

ブドウ「安芸クイーン」の有核果着粒増加に、フラスター液剤は使用できる

有核栽培において、展葉7~9枚期にフラスター液剤500倍液を散布することにより、ブドウ「安芸クイーン」の有核果の着粒数が増加する。

普及技術 平成12年(2000年)果樹試験場 南信農業試験場

もも「なつっこ」は中生種として有望である

「なつっこ」は満開後110~120日頃に収穫できる白肉の品種で、糖度が高く、酸味が少なく食味がよい。果皮の着色が良好で、果実が大きく、商品化率が高い。

普及技術 平成12年(2000年)果樹試験場

マルバカイドウを用いたM.9ナガノ中間台木苗を、M.9ナガノ台木苗として用いるための苗木養成法

マルバカイドウ付きM.9ナガノ中間台木苗を、M.9ナガノ台木苗として用いるためには、中間台木基部を針金等で結束し、盛り土して年間仮植えすることにより中間台木部から発根させ、定植前にマルバカイドウを切除する.

普及技術 平成12年(2000年)果樹試験場

切り返し、芽かき、ビーエー液剤散布等の組み合わせ処理により、フェザーが発生した2年生リンゴわい性台木苗を育成できる

1年生リンゴわい性台木苗に対して切り返し、芽かき、ビーエー液剤散布、摘葉処理を組み合わせて行うことにより、フェザーが多数発生した2年生苗木を育成できる.

普及技術 平成12年(2000年)果樹試験場

小型樹密植栽培(栽植距離4×2m程度)を目的としたM.9ナガノ台木の利用方法は、中間台木法よりも台木法で用いた方がよい

小型樹密植栽培(栽植距離4×2m程度)を目的として、「ふじ」にM.9ナガノ台木を利用する場合、台木法で用いた方が中間台木法で用いた場合に比べて、樹体の小型化、果実生産効率の向上に有効である。

試験して得られた技術事項 平成12年(2000年)農総試 果樹試

アメダス気象情報を利用したリンゴ黒星病感染予測情報提供システム

果実に深刻な被害をもたらすリンゴ黒星病の感染好適条件を把握するために、アメダス気象情報を利用したリンゴ黒星病感染予測情報提供システムを構築した。このシステムから得た情報を基に、適期に効率的なリンゴ黒星病防除を行うことを目的とした。

試験して得られた技術事項 平成12年(2000年)南信試

日本なし「幸水」のえき花芽着生に及ぼす環境、樹体条件の影響

日本なし「幸水」は本県の基幹品種であるが、近年樹齢の経過とともに収量が低下しており、その回復が急務となっている。収量性低下の一要因としてえき花芽着生の不良による着果不足が考えられるため、えき花芽着生に及ぼす栽培環境,樹体栄養,樹体生育との関係について検討した。

試験して得られた技術事項 平成12年(2000年)果樹試

ぶどう「ロザリオビアンコ」用果実カラーチャートは顆粒熟度の判定に利用できる

「ロザリオビアンコ」では収穫基準が定められていたが、緑黄色系の果実カラーチャートがないため未熟で食味の不良な果実や外観が不揃いな果実が収穫される場合があった。果皮色による収穫期の判定をより正確に行うために、緑黄色系用の果実カラーチャートをオフセットカラー印刷により作成した。

試験して得られた技術事項 平成12年(2000年)果樹試 農総試

りんご「つがる」に対するストッポール液剤の散布方法と果実品質

落果防止剤ストッポール液剤は、収穫開始予定日25日前に1回散布する、もしくは、収穫開始予定日25日前と15日前の2回散布する。散布においては、展着剤は不必要で、濃度は1000~1500倍で使用する。近年、収穫開始予定日の25日以前から散布する場合や、展着剤を加用した散布がみられる。そこで、ストッポール液剤を収穫開始予定日の25日以前から散布した場合、ならびに、散布に展着剤を加用した場合の果実品質について、特に、貯蔵した場合の硬度の変化について検討した。

試験して得られた技術事項 平成12年(2000年)南信試

りんご「シナノレッド」の収穫後の果実品質変化

リンゴ「シナノレッド」は、8月の上中旬に収穫できる品質の良い早生リンゴであるが、完熟した果実の日持ち性が劣ることや生理障害の発生が問題とされ、現在栽培は一部の地域に限られている。南信地域でも栽培されているが、日持ち性を考慮した収穫適期を把握することが求められている。そこで、地色別に分類した果実を室温下で貯蔵して品質の変化を調査し、貯蔵性を考慮した収穫適期の判定について検討した。

普及技術 平成12年(2000年)果樹試験場 南信農業試験場

りんごのビターピット発生軽減にスイカル1,000倍液の葉面散布は有効である

スイカル(カルシウム肥料)の1000倍液を落花直後から8月下旬までの間に10~15日おきに3~6回葉面散布することで、りんごのビターピット発生を軽減できる。

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長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

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