研究情報

研究成果『作物』

長野県農業関係試験場にて取り組んだ「作物」の研究内容とその成果をご紹介します。

技術情報 平成28年(2016年)農試・環境部

水稲「風さやか」のいもち病(葉いもち)に対する感受性の高まる葉色の目安

水稲「風さやか」のいもち病(葉いもち)に対する感受性はカラースケール値で3.5前後、葉緑素計SPAD値では35前後を境に高まる傾向が見られる。「風さやか」は「コシヒカリ」より、いもち病(葉いもち)の感受性が高まる葉色が淡いため、適切な栽培管理に努める必要がある。

技術情報 平成28年(2016年)農試・作物部

雑草イネに対する防除効果の変動要因

雑草イネに対する防除効果の変動要因は入水後からの温度条件による生育進度の差、代かきによる既発生個体の埋没不足、除草剤3剤体系における2回目までの防除効果の差異であった。

技術情報 平成28年(2016年)農試・・育種部、作物部、農業技術課

長野県で同定された雑草イネバイオタイプの識別指標

1990年代から2015年までに長野県内各地で発見同定された雑草イネには、9種類のバイオタイプがあり、それぞれ特徴的な形態を有する。これまでに得られた特性情報をまとめたチャート型の指標を参照することにより、簡易的にバイオタイプを判別できる。

技術情報 平成28年(2016年)農試・作物部、農業技術課

水稲の高密度播種育苗の特徴

1箱当たり播種量250g(乾籾)の高密度播種苗は、播種量160g(乾籾)の稚苗に比べ、苗1本当り乾物重はやや少いが、単位面積当たりの根重は重く、苗質に問題はない。高密度播種育苗の10a当たり使用苗箱数は稚苗育苗に比べ約6割削減できる。

技術情報 平成28年(2016年)農試・作物部

「コシヒカリ」の乳白粒を低減するための水管理

半日単位のかけ流し処理による水管理は、昼間潅漑でも夜間潅漑でも乳白粒低減に効果がある。

試行技術 平成28年(2016年)農試・作物部・企画経営部、農業技術課

水田畦畔からの漏水実態の解明及び有効な漏水軽減対策

田面水の縦浸透は次第に減少するが、畦畔からの漏水は縦浸透の3倍程度に及ぶ。漏水軽減技術として、畦塗り、畦畔周縁の踏圧および代かき作業行程の追加が有効である。

試行技術 平成28年(2016年)農試・作物部、農業技術課

水稲栽培における雑草イネ防除に乗用水田除草機を利用することで、手取り除草の労力を軽減できる

水稲栽培における雑草イネ防除に乗用水田除草機の除草作業を組み込む体系は、雑草イネの防除効果が高まり、手取り除草に比べ作業時間が軽減される。

普及技術 平成28年(2016年)農試・作物部

雑草イネ動態モデルは、水稲移植栽培における雑草イネに対する個別防除技術の効果が可視化できる

雑草イネ動態モデルは、表計算ソフトウェアのシート上で個別防除技術の防除効果にかかわるパラメータ値を入力することにより、雑草イネの埋土種子数および残存個体数の経年推移を試算し、図表により可視化できる。

普及技術 平成28年(2016年)農試・作物部、農業技術課

大麦「東山皮糯109号(ホワイトファイバー)」は精麦品質に優れる糯性六条大麦である

大麦「東山皮糯109号(ホワイトファイバー)」は、「シュンライ」に比べ収量および外観品質は同程度である。止葉展開期追肥を「シュンライ」と同程度に施用することにより優れた精麦品質が得られる。

普及技術 平成27年(2015年)農業試験場環境部

採種栽培のためのもみ枯細菌病防除の指針

試行技術 平成27年(2015年)農試・育種部

大麦「東山皮糯109号」は糯性でβ-グルカン含量が高い有望系統である

大麦「東山皮糯 109 号」は、糯性で「シュンライ」よりβ-グルカン含量が高く、硝子率が低く、精麦白度が高い有望系統である。

試行技術 平成27年(2015年)農試・作物部、企画経営部、環境部、野花試・畑作部

水田輪作体系における高性能高能率農業機械を導入した40ha規模の経営モデルは、生産費の低減に有効である

高性能高能率農業機械、水稲湛水直播栽培、飼料用米の立毛乾燥技術を組み合わせた水稲、 小麦、大豆、そばの水田輪作体系を行う40ha規模の経営モデルは、連作を行う地域慣行経営と比較し、作業時間は12%、生産費は32%削減できる。

試行技術 平成27年(2015年)農試・作物部、企画経営部

小型汎用コンバインの高刈り収穫は、水田輪作の体系化に有効である

小型汎用コンバインによる高刈収穫-フレールモア残稈処理は、作業能率に優れ作業精度も高く有効である。

試行技術 平成27年(2015年)農試・作物部、企画経営部

チゼルプラウ事前耕起-高速耕うん同時畝立て播種による作業体系は現行アップカットロータリ耕うん同時畝立て播種機等を用いた作業体系よりも作業能率が高い

チゼルプラウ事前耕起-耕うん同時畝立て播種の高速化による播種作業は、作業能率に優れ作業精度も高い。

試行技術 平成27年(2015年)農試・作物部、企画経営部、環境部

飼料米利用のための「ふくおこし」の省力・低コスト栽培技術

慣行体系に比べ、「ふくおこし」の標準栽植密度による移植栽培または湛水直播栽培、多肥栽培および立毛乾燥技術を組み合わせることにより大幅な所得向上が見込まれる。多肥による疎植栽培に立毛乾燥技術を導入することによっても、省力化と所得増加が見込まれる。

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長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

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