研究成果『果樹』
長野県農業関係試験場にて取り組んだ「果樹」の研究内容とその成果をご紹介します。
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技術情報 令和7年度果樹試験場環境部
近年のりんご園におけるモモシンクイガの発生と産卵終期近年のりんご園におけるモモシンクイガの成虫及び産卵の終息時期は1980年代とほぼ同時期であり、遅くなる傾向は認められない。 |
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技術情報 令和7年度農業試験場研究企画知的財産部・環境部、農業技術課、農業農村支援センター
長野県の垣根仕立てのワイン用ぶどう園における下層土を含む土壌の基本情報県内の垣根仕立てのワイン用ぶどう園30か所について下層土を含む土壌断面、土壌の物理性及び化学性を調査した結果、土壌の物理性は多様性に富み、化学性は園地間差が大きく養分の蓄積は生食用ぶどうほ場と比べ少ないことが明らかとなった。さらに各ほ場の土壌の特徴を目視で確認できる土壌モノリスを作成した。 |
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技術情報 令和7年度南信農業試験場栽培部
病虫部会低温発芽性花粉を用いた日本なし「南水」、「天空のしずく」の結実特性低温発芽性を有する「今村夏」及び「土佐梨」の花粉を、県オリジナル品種「南水」及び「天空のしずく」の人工受粉に利用した場合、結実率、果実品質ともに「松島」の花粉を利用した場合と同程度である。また、低温環境下における「天空のしずく」の人工受粉では、「松島」の花粉よりも高い結実率が得られる。 |
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技術情報 令和7年度果樹試験場栽培部
もも「川中島白桃」の樹齢と果実品質もも「川中島白桃」の20~21年生樹は5~7年生樹と比較して収穫期の果肉硬度、果汁糖度、果実重が不均一になる。また、果実重の増加に伴い、核障害の発生が増加する。 |
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技術情報 令和7年度果樹試験場栽培部
もも台木「払子」の挿し木増殖法もも台木「払子」は、新梢を4月中旬に15㎝に切断し、透水性と保水性を有する培土に挿し、常時かん水を行うことにより発根する。発根を確認した台木を移植し、2年間養成することで、穂品種の接ぎ木が可能な台木が育成できる。挿し穂は、健全な生育をする実生を2年間育成して発生した副梢を利用する。 |
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技術情報 令和7年度果樹試験場栽培部
ぶどう「シャインマスカット」におけるフラスター液剤散布による新梢管理の省力化ぶどう「シャインマスカット」において開花始期と満開10~20日後にフラスター液剤を散布することで、新梢伸長を抑制し、作業時間を短縮できる。開花始期は2,000倍液を10a当たり100~150L、満開10~20日後は1,000倍液を10a当たり300L散布する。 |
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技術情報 令和7年度果樹試験場栽培部
ぶどう「シャインマスカット」の未開花症に対応するための花穂上部支柄を用いた房づくりぶどう「シャインマスカット」の未開花症が発生した場合は、花穂上部支柄を用いて房づくりを行うと、影響を軽減できる。 |
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試行技術 令和7年度果樹試験場栽培部、育種部
長野県における今世紀中頃の気温条件を再現したハウス内で栽培したりんご「秋映」及び「シナノホッペ」の特徴長野県における今世紀中頃(2046~2065年)の気温条件を再現したハウス内で栽培したりんご「秋映」及び「シナノホッペ」(いずれもM.9台木樹)は、現状(2022~2024年)と比べ、発芽期から落花期までの生態は早まり、頂芽花芽率は同等、若木期の樹体生育は同等かやや旺盛だった。いずれの品種も幹断面積あたりの生産効率はやや劣った。果実着色は「秋映」では不良な果実がみられたが、「シナノホッペ」では同等だった。 |
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技術情報 令和7年度果樹試験場栽培部
りんご摘花剤(石灰硫黄合剤)の散布適期の基準となる満開期の把握法りんご摘花剤の散布適期の目安である満開期は中心花の1割以上が全落弁花となった日と同日である。開花期の早朝(6~7時)に目通りの高さの生育が中庸な枝を選び、頂芽30花そうの中心花30花を調査する。 |
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技術情報 令和7年度果樹試験場栽培部
りんご「シナノホッペ」に対する摘花剤(石灰硫黄合剤)の散布適期「シナノホッペ」に対する石灰硫黄合剤100倍液の摘花効果が高い散布タイミングは満開日~満開1日後である。 |
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普及技術 令和7年度南信農業試験場栽培部
日本なし中生種「天空のしずく」は有望である日本なし「天空のしずく」は、慣行の人工受粉により十分量の結実が確保できる。えき芽の果実品質及び花芽着生が良好なため、短果枝による生産に加え、長果枝による生産が可能である。また、3~3.5果そうに1果を目安に着果量を調節し、3~5番果を利用することで、400g前後で品質が安定した果実を生産できる。 |
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試行技術 令和6年度野菜花き試験場菌茸部
ブナシメジ培地「YKB-D」はオルニチン含有量の向上に有効で、収量及び培地単価は従来培地と同等であるブナシメジ培地「YKB-D」は、添加材に乾燥酵母粉末とキノコライムを使用することで、オガコ主体培地YKB-1と比較し、子実体中のオルニチン含有量が向上する。また、培地単価ときのこの収量は同等である。 |
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技術情報 令和6年度果樹試験場環境部
リンゴ褐斑病の近年の発生生態と二次伝染初期の効果的な防除時期近年におけるリンゴ褐斑病菌の子のう胞子飛散開始時期、一次伝染開始時期、一次伝染ピークは20年ほど前と比べ早期化している。また、二次伝染期の発生量も早期から多い。須坂市での二次伝染初期における防除適期は6月下旬~7月初旬と考えられ、従来の防除時期(7月上~中旬)より早まっている。 |
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技術情報 令和6年度南信農業試験場栽培部
「市田柿」における摘らい及び摘花の実施が果実品質及び樹体生育へ及ぼす影響「市田柿」において、満開15日前以降の摘らいまたは摘花を摘果と組み合わせて実施すると、摘果のみと比べて果実肥大、果実重の階級別割合、果実品質及び翌年産向けの花芽原基数には差がなく、生理落果は同程度か低下し、新梢伸長量は同程度か増加する傾向がある |
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技術情報 令和6年度果樹試験場育種部
日本すもも「シナノパール」と県内主要品種の交雑和合性日本すもも「シナノパール」のS遺伝子型はSaScである。「シナノパール」の結実確保のためには、「菅野中生」、「太陽」及び「ハリウッド」が有効である。 |










