研究情報

研究成果『畜産』

長野県農業関係試験場にて取り組んだ「畜産」の研究内容とその成果をご紹介します。

技術情報 平成26年(2014年)畜産試験場酪農肉用牛部

冷気と細霧の送風を併用したタイストール乳牛舎の暑熱対策システムの効果

トンネル換気下のタイストール乳牛舎における冷気と細霧の送風を併用した暑熱対策システムは、牛床を濡らさずに暑熱時の搾乳牛の体温上昇と乾物摂取量及び乳量の低下を抑制できる。また、冷気送風装置と細霧送風装置を混成利用(細霧:冷気と細霧=3:1)し、冷気送風装置の冷却水に使用した水道水を回収して飲水利用することでコストを低減できる。

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技術情報 平成26年(2014年)畜産試験場酪農肉用牛部

きのこ収穫後ソルガム培地を混合した発酵粗飼料の交雑肥育牛への給与

ソルガムを原料としたきのこ収穫後培地を乾物で20%用いた発酵粗飼料の品質は良好であり、チモシー乾草の代替飼料として、交雑種の肥育前期に給与できる。

技術情報 平成26年(2014年)畜産試験場酪農肉用牛部

「栄寿」娘牛の繁殖特性と産肉能力

「栄寿」娘牛を繁殖仕向けとした場合、平均分娩間隔は386日と短く、ロース芯面積および脂肪交雑の遺伝能力に優れた子牛を生産することができる。産子の枝肉格付けはA4以上が期待できる。

試行技術 平成25年(2013年)畜試飼料環境部

飼料用ソルガム「東山交30号」は収量性の高いスーダン型品種である

飼料用ソルガム「東山交30号」は初期生育・再生性に優れ、収穫時の乾物率が高く、乾物収量が極めて高いスーダン型品種である。

普及技術 平成25年(2013年)農業技術課

乳牛用の飼料給与診断ソフトウエア「DAIRYver4.1」は乳牛の飼料給与診断・設計に活用できる

新たな機能を追加した乳牛用の飼料給与診断ソフトウエア「DAIRY ver4.1」は適正な飼料給与診断・設計が迅速にでき、酪農における指導手段としての有効である。

普及技術 平成25年(2013年)畜試飼料環境部

アルファルファ「ケレス」は永続性に優れ採草用品種として有望である

アルファルファ「ケレス」は「ツユワカバ」(奨励品種)と比較して、同等の収量性で、永続性および病害抵抗性に優れる採草用品種である。

普及技術 平成25年(2013年)畜試飼料環境部

飼料用とうもろこし極早生品種「LG3490」と「LG3520」、早生品種「P1543」は耐倒伏性が高く多収な品種である

飼料用とうもろこし品種「LG3490」はRM(相対熟度)108、「LG3520」はRM110の極早生で、高冷地に適する耐倒伏性が高く多収な品種である。「P1543」はRM115の早生で、高冷地を除く県下全域に適する耐倒伏性が高く多収な品種である。

普及技術 平成25年(2013年)畜試飼料環境部・酪農肉用牛部

高消化性スーダン型ソルガム「涼風」の栽培および収穫・調整マニュアル

春播きエンバクの後作としての高消化性スーダン型ソルガム「涼風」の栽培および収穫・調製法、乳牛向け飼料としての収穫適期を明らかにした。これらの結果に基づき、高消化性スーダン型ソルガム「涼風」の栽培および収穫・調製マニュアルを作成した。

普及技術 平成25年(2013年)畜試飼料環境部・酪農肉用牛部

春播きエンバクの後作としての高消化性スーダン型ソルガム「涼風」の栽培および収穫・調製法

春播きエンバクの後作としての高消化性スーダン型ソルガム「涼風」の栽培および収穫・調製法、乳牛向け飼料としての収穫適期を明らかにした。これらの結果に基づき、高消化性スーダン型ソルガム「涼風」の栽培および収穫・調製マニュアルを作成した。

普及技術 平成25年(2013年)畜試飼料環境部・酪農肉用牛部

春播きエンバクの栽培および収穫・調整マニュアル

春播き栽培に適するエンバク品種を選定し、栽培および収穫・調製法を確立するとともに、乳牛向け飼料としての収穫適期を明らかにした。これらの結果に基づき、「春播きエンバクの栽培および収穫・調製マニュアル」を作成した。

普及技術 平成25年(2013年)畜試飼料環境部・酪農肉用牛部

春播き栽培に向くエンバク品種と栽培および収穫・調製法

春播き栽培に適するエンバク品種を選定し、栽培および収穫・調製法を確立するとともに、乳牛向け飼料としての収穫適期を明らかにした。これらの結果に基づき、「春播きエンバクの栽培および収穫・調製マニュアル」を作成した。

技術情報 平成25年(2013年)畜試飼料環境部・酪農肉用牛部

高泌乳牛向け飼料としてのライムギの収穫適期

ライムギは穂揃期に収穫することにより、乾物中の可消化養分総量(TDN)が63%となり、この生育ステージが高泌乳牛向け飼料としての収穫適期である。

技術情報 平成25年(2013年)畜試飼料環境部

スーダン型ソルガムにおける生育ステージと可消化養分総量の関係

2番草のTDNは1番草のTDNよりも高い。また、高消化性スーダン型ソルガム「涼風」サイレージのTDNはノーマルタイプのスーダン型ソルガムよりも1番草出穂始期で4%高く、2番草出穂始期では6%高い。

技術情報 平成25年(2013年)畜試酪農肉用牛部

哺乳方法の違いによる黒毛和種子牛の人工乳摂取の推移と発育

哺乳初期の増体は哺乳量に大きく依存し、増体系の子牛では従来の哺乳量では不足する。哺乳方法が異なっても、人工乳の摂取は60日齢前後から急増する。

技術情報 平成25年(2013年)畜試酪農肉用牛部

子牛の哺乳期において水を自由飲水させると、採食量が増え増体も良くなる

哺乳期子牛に代用乳に加えて水を自由飲水させると、代用乳のみ給与した場合に比べ乾物摂取量が多くなり、増体が優れる。

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農業関係試験場について

長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

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