研究成果『畜産』
長野県農業関係試験場にて取り組んだ「畜産」の研究内容とその成果をご紹介します。
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技術情報 平成27年(2015年)畜試・養豚養鶏部
乾燥酒粕の肥育豚飼料としての利用性乾燥酒粕は豚肥育用飼料の原料として利用可能で、肥育後期に配合給与すると筋肉内脂肪割合が増加し、肉の締まり及び滑らかさの指標となる脂肪融点は上昇する。また、飼料費が低減する。 |
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技術情報 平成27年(2015年)畜試・酪農肉用牛部
肉用牛の生体超音波画像解析による、ロース芯およびモモ脂肪交雑の客観的推定法出荷前の肥育牛に対し超音波画像解析により、推定したロースの牛脂肪交雑基準(BMS No.) の実測値に対する誤差は、68.9%が±1、93.4%が±2の範囲にあった。また、本手法はモモ についても応用可能である。 |
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技術情報 平成27年(2015年)畜産試験場飼料環境部
飼料用トウモロコシ奨励品種、普及品種の根腐病発病程度および赤かび病によるかび毒蓄積程度飼料用トウモロコシ奨励品種、普及品種の中で「タカネフドウ」、「クミアイデント123」、「31P41」および「32F27」は根腐病の発生が少ない。また、「タカネフドウ」は赤かび病による雌穂へのデオキシニバレノール蓄積が少ない。 |
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普及技術 平成27年(2015年)畜産試験場飼料環境部・酪農肉用牛部
スーダン型ソルガム「涼風」とイタリアンライグラス「優春」の二毛作体系による高品質粗飼料生産マニュアル(普及技術)スーダン型ソルガム「涼風」とイタリアンライグラス「優春」の二毛作体系はTDN60%DM以上の高品質粗飼料を年3回収穫でき、年間のTDN収量、作業能率、収益性も高い。既知の研究成果を加えて、この二毛作体系による高品質粗飼料生産マニュアルを作成した。 |
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試行技術 平成26年(2014年)畜試養豚養鶏部
肥育後期豚に飼料米を50%配合した低リジン飼料を給与すると、ロース肉の脂肪含量および脂肪のオレイン酸割合が高い豚肉ができる肥育後期豚に、飼料用米を50%配合し、リジン含量が要求量の80%となるように乾燥トウフ粕の割合を調整した低蛋白飼料を給与すると、市販飼料を給与した場合と比較してロース肉の脂肪含量が増加し、脂肪中のオレイン酸割合も増加する傾向がある。 |
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普及技術 平成26年(2014年)畜試酪農肉用牛部・飼料環境部
自給粗飼料と食品製造粕類を活用した発酵TMRにより、増体に優れた肉用交雑種肥育が可能である交雑種肥育牛にソルガムサイレージ、エンバクサイレージ、ビール粕およびトウフ粕を原料とした発酵TMRを給与すると、増体に優れ、脂肪交雑は慣行肥育と同等の肥育成績が得られる。 |
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普及技術 平成26年(2014年)畜試酪農肉用牛部
飼料用玄米と生米ぬかを最大で34%混合した発酵TMRは、泌乳前期の飼料として利用できる泌乳前期の飼料として、圧ぺん加工した飼料用玄米と生米ぬかを乾物中25~34%混合した自給飼料多用型発酵TMR(飼料自給率58~67%)は、大麦・とうもろこし圧ぺんの7割~全量を代替できる。 |
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技術情報 平成26年(2014年)畜産試験場・飼料環境部
フェストロリウム「東北1号」の収量および生育特性フェストロリウム「東北1号」は従来品種よりも多収であり、生育特性に優れる。利用1年目の収量は多いが、利用2年目以降の収量が大きく減少するため、混播栽培を構成する草種として利用する。 |
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技術情報 平成26年(2014年)畜産試験場・飼料環境部
稲発酵粗飼料に適する飼料用水稲品種の特性「たちすずか」、「クサノホシ」、「たちあやか」は、稲発酵粗飼料(稲WCS)として全重が多く、県内におけるWCS用品種としての適性が高い。 |
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技術情報 平成26年(2014年)畜産試験場・飼料環境部・酪農肉用牛部
モーアコンディショナを活用したイタリアンライグラスの省力的な高品質ロールベールサイレージ調製法イタリアンライグラスをモーアコンディショナで刈取れば、慣行ロールベーラ体系では反転作業1回で、フォーレージハーベスタ・細断型ロールベーラ体系では反転・集草作業を行わずに、高品質なロールベールサイレージが調製できる。 |
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技術情報 平成26年(2014年)畜産試験場養豚養鶏部
持続性エストロジェン製剤とPGF2α製剤を利用した未経産豚の発情調整技術授精希望日の30~38日前に発情となった未経産豚に持続性エストロジェン製剤とPGF2α製剤を用いることで発情を希望日に合わせることが可能である。 |
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技術情報 平成26年(2014年)畜産試験場養豚養鶏部
デンマークからの輸入豚精液を用いて生産したランドレース種雄豚の発育と同腹雌豚の初産分娩は良好であるデンマークからの輸入豚精液を用いて生産したランドレース種雄豚は発育良好で、同腹雌豚2頭の初産分娩成績も平均産子数14頭、平均離乳頭数12頭と良好であり精液の活用による繁殖能力の向上が期待できる。 |
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技術情報 平成26年(2014年)畜産試験場酪農肉用牛部
粉砕した飼料用玄米を哺育期の乳用雌子牛に利用した場合、ホルスタイン種の標準的な初期発育を確保できる粉砕した飼料用玄米を乳用雌子牛に哺育・育成用飼料の25%または50%代替して給与した場合、ともにホルスタイン種の標準的な初期発育を確保できる。 |
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技術情報 平成26年(2014年)畜産試験場酪農肉用牛部
県内検定牛群における長命連産性に優れた牛の初産時の泌乳形質と繁殖形質の特徴長命連産性に優れた牛は劣る牛と比較して、初産時のピーク乳量と305日乳量が低く、空胎日数が短い。また、初産時の305日乳量が中程度(7,600kg以上8,900kg未満)の牛は高泌乳(8,900kg以上)の牛に比較して初産時の泌乳持続性が低く、空胎日数が短く、生涯の分娩回数が多く、長命連産性に優れている。 |
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技術情報 平成26年(2014年)畜産試験場酪農肉用牛部
暑熱時における搾乳牛に夜間給餌をおこなうと乳量の増加が期待できるトンネル換気下のタイストール乳牛舎において、暑熱時の搾乳牛に夜間給餌をおこなうと乾物摂取量が増加し、乳量の増加が期待できる。 |










