研究成果『病害虫』
長野県農業関係試験場にて取り組んだ「病害虫」の研究内容とその成果をご紹介します。
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農薬情報 令和3年(2021年度)農業試験場環境部
ダイズ茎疫病防除にフェスティバルC水和剤が有効であるダイズ茎疫病防除にフェスティバルC水和剤600倍液を散布する。 |
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農薬情報 令和3年(2021年度)農業試験場環境部
イネいもち病(葉いもち)防除にルーチンシードFSが有効であるイネいもち病(葉いもち)防除にルーチンシードFSを乾燥種もみ1kg当り原液12ml塗沫処理する。 |
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試行技術 令和3年(2021年度)農業試験場環境部
長野県におけるアカスジカスミカメの発生生態及び防除時期アカスジカスミカメは、アカヒゲホソミドリカスミカメに次ぐ斑点米カメムシ類の主要種である。イネ科雑草が繁茂する畦畔等で増殖し、水田内への侵入は出穂2週間後頃から増加し、水田内雑草の発生により被害が助長される。茎葉散布剤は出穂10日後頃に散布する。 |
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試行技術 令和3年(2021年度)野菜花き試験場環境部、上伊那農業農村支援センター
圃場の健康診断に基づくブロッコリー根こぶ病の防除スキーム(ver1.0)ブロッコリーの作付前に測定した土壌中の根こぶ病菌(休眠胞子)密度とpHの値から発病危険度を推定し、それに応じた防除対策の実践は、根こぶ病による減収を回避する手段として有効である。 |
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試行技術 令和3年(2021年度)農業試験場作物部
小麦「東山55号(しろゆたか)」は11月上旬まで播種を遅らせても収量は低下しない小麦「東山55号(しろゆたか)」は、11月上旬まで播種を遅らせても収量は低下しない。また、播種期が遅くなるほどコムギ縞萎縮病の発病を抑制できる。 |
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技術情報 令和3年(2021年度)果樹試験場環境部
ミカンキイロアザミウマによるりんご果実の白ぶくれ症状とサビ症状りんご幼果の白ぶくれ症状は、ミカンキイロアザミウマの産卵により生ずる。白ぶくれ症状は、収穫期になると着色し目立たなくなるが、産卵痕の部分が楕円形のサビ症状として残る。果実への加害は、開花期~落花期(幼果初期)に多い。 |
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技術情報 令和3年(2021年度)農業試験場環境部
斑点米カメムシ類に対する数種薬剤の殺虫効果及び斑点米発生に及ぼす影響斑点米カメムシ類に対する殺虫効果は、カメムシの種類によって差が認められる。殺虫効果が高い薬剤では、放飼条件下における斑点米抑制効果は概ね高い傾向が認められる。薬剤の残効期間はカメムシ種によって異なる。 |
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技術情報 令和3年(2021年度)野菜花き試験場環境部
ながいもの貯蔵性腐敗の発生要因ながいもの貯蔵性腐敗は、亀裂や奇形の多い芋ほど発生しやすい。また、芋の腐敗は主にMucor属菌によって引き起こされる。 |
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技術情報 令和3年(2021年度)野菜花き試験場環境部、諏訪農業農村支援センター、上伊那農業農村支援センター
平高うねマルチ栽培がブロッコリー根こぶ病の発病に及ぼす影響ブロッコリー根こぶ病に対し、うね面を25㎝程度高くしてマルチフィルムで被覆する「平高うねマルチ栽培」を行うと、根こぶ病の発病が軽減される。 |
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技術情報 令和3年(2021年度)野菜花き試験場環境部、農業技術課専門技術員
アスパラガス茎枯病菌に対するベノミル感受性の調査手順アスパラガス茎枯病菌に対するベノミル感受性を調査する手順を作成した。本手法は特殊な実験施設や器具を要せずに、アスパラガス茎枯病菌のベノミル感受性を調査することができる。 |
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技術情報 令和3年(2021年度)野菜花き試験場環境部
Agripalette(トマト黄化葉巻ウイルス用)はトマト黄化葉巻病の簡易診断に活用できる生産現場におけるトマト黄化葉巻病の簡易診断に、Agripalette(トマト黄化葉巻ウイルス用)が活用できる。本手法は抗原抗体反応を利用したものであり、検査開始から数十分で判定でき簡便である。 |
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技術情報 令和3年(2021年度)果樹試験場環境部
マイコシールドへのパラフィン系展着剤加用による核果類細菌性病害防除の補助効果マイコシールドにパラフィン系展着剤のアビオン‐Eを1,500倍となるように加用すると、モモせん孔細菌病とスモモ黒斑病に対する防除効果が向上する。 |
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技術情報 令和3年(2021年度)果樹試験場環境部
QoI剤耐性ブドウ黒とう病菌の発生東北信地域のぶどうほ場において、QoI剤耐性ブドウ黒とう病菌の発生を確認した。 |
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技術情報 令和3年(2021年度)農業試験場環境部
長野県におけるコムギ赤さび病の品種、発病時期、気象に基づく発生リスク評価県内の主要な小麦の8品種はコムギ赤さび病の感受性が異なる。感受性が高い品種では、5月上旬に発病が認められると実害が生じるリスクが高い。3~4月の日平均気温5℃以上かつ2㎜以上の降雨日数が多いほど5月上旬に発病が認められるリスクが高まる。 |
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技術情報 令和3年(2021年度)農業試験場環境部
水稲の育苗に軽量培土を使用した場合の種子伝染性病害への影響有機物含量の高い軽量培土は、もみ枯細菌病(苗腐敗症)の発病が少ない。軽量培土を用いた育苗において種子消毒として生物農薬を使用すると、ばか苗病に対して効果が低下する場合がある。 |










