研究情報

研究成果『普及技術』

長野県農業関係試験場にて取り組んだ「普及技術」の研究内容とその成果をご紹介します。

病害虫 平成30年(2018年)野花試・環境部、農業技術課

畑わさびのナトビハムシ防除に、トレボン粒剤とジノテフラン(アルバリン、スタークル)顆粒水溶剤の体系防除が有効である

畑わさびのナトビハムシ防除に、4月上中旬(花わさびの収穫14日前まで)にトレボン粒剤を10a当たり3kg、5月上中旬にジノテフラン(アルバリン、スタークル)顆粒水溶剤の2,000倍液を散布する。

病害虫 平成30年(2018年)果樹試・環境部

コナケシ顆粒水和剤を併用したリンゴうどんこ病の防除

リンゴうどんこ病防除にうどんこ病専用剤であるコナケシ顆粒水和剤の4,000倍液を散布する。リンゴうどんこ病の発生が多い園地で、リンゴうどんこ病に効力が低下したDMI剤を落花直後に散布する場合に、本剤も散布する。

病害虫 平成30年(2018年)果樹試・環境部

Podosphaera leucotrichaによるモモうどんこ病(毛じ障害)の防除体系とりんご園からの伝染

Podosphaera leucotrichaによるモモうどんこ病防除に、コロナフロアブルの500倍液を散布する。多発生園では、落花10日後頃のQoI剤の散布と併せて、本剤をその前後の防除(落花後及び5月中・下旬)に散布すると防除効果が向上する。また、うどんこ病発生りんご園に近いほど本病が多発する。

病害虫 平成30年(2018年)果樹試・環境部

ブドウ黒とう病の発芽前防除

ブドウ黒とう病の休眠期防除にデランフロアブルの200倍液又は石灰硫黄合剤の10倍液を発芽前に散布する。これら薬剤は、他の薬剤と比較してブドウ黒とう病の発生抑制期間が長く、安定した防除効果が期待できる。

野菜・花き・きのこ・病害虫 平成30年(2018年)野花試・野菜部、農業技術課

アスパラガスの茎枯病発病軽減及び収量向上に週1回程度の夏芽収穫が有効である

夏秋期に萌芽する若茎(夏芽)の収穫による立茎数制限は茎枯病の発病軽減に有効であり、夏芽収穫により夏秋期の増収だけでなく、茎枯病多発に起因する春どりの減収が抑えられる。週1回程度夏芽を全て収穫する省力的な方法でも茎枯病の発病が軽減され、増収に有効である。

病害虫 平成29年(2017年)野花試・環境部

キャベツ、はくさいの黒斑細菌病に対する無機銅剤と微生物農薬マスタピース水和剤による効果的な体系防除

生育初期から結球始期までは無機銅剤を、結球始期以降はマスタピース水和剤を散布することで、キャベツ黒斑細菌病及びハクサイ黒斑細菌病を効果的に防除できる。

畜産 平成29年(2017年)畜試・養豚養鶏部

精液の配布を開始したランドレース(L)および大ヨークシャー(W)種は繁殖成績良好で、デュロック(D)種は筋肉内脂肪割合が高い

新たに精液の配布を開始したL及びW種は繁殖成績良好で、D種は筋肉内脂肪割合が高い。これらの精液を用いて交雑(LW)雌豚及び3元交雑肥育豚を生産することで、筋肉内脂肪割合の高い豚肉が効率よく生産できる。

畜産 平成29年(2017年)畜試・飼料環境部

飼料用とうもろこし「P1690」、「P2088」は多収で病害発生が少なく有望である

飼料用とうもろこし「P1690」は早生種、「P2088」は早生~中生種で、多収な系統である。「P1690」、「P2088」ともに主な病害の発生は奨励品種「タカネスター」と同程度に少ない。

野菜・花き・きのこ 平成29年(2017年)野花試・野菜部

トマト養液栽培における草勢の強い台木と無底ポットを活用した増収と省力化技術

養液栽培方式(ハンモックベンチ吸い戻し式)におけるトマト栽培で、草勢の強い台木を用いた接ぎ木苗と無底ポットを組み合わせることにより、慣行(自根苗の通常定植)以上の収量が得られ、定植及び株除去の作業時間が短縮され省力化となる。

野菜・花き・きのこ・土壌肥料 平成29年(2017年)野花試・野菜部、環境部

廃液を出さない養液栽培方式「ハンモックシステム吸い戻し式」はトマト及びカラーピーマンの栽培に適する

ハンモックベンチ吸い戻し式は、自力施工が可能な簡易な構造の養液栽培方式であり、トマト及びカラーピーマン栽培で適用性が認められる。慣行のかけ流し栽培より収量が向上し、肥料や水の利用効率が高く、廃液を出さない環境にやさしい栽培方式である。

果樹 平成29年(2017年)南信試・栽培部、農業技術課、園芸畜産課

日本なし「サザンスイート」の収穫適期判定に日本なし「サザンスイート」用カラーチャートが有効である

日本なし「サザンスイート」の収穫適期は、満開115~120日後頃を目安に、さび発生が見られない、ていあ部の果皮色を日本なし「サザンスイート」用カラーチャートで比色し、判定する。カラーチャート指数2及び3の果実を収穫することで、目標糖度13%以上の果実が収穫できる。

果樹・病害虫 平成28年(2016年)南信試・栽培部

フジコナカイガラムシのフェロモントラップと有効積算温度を利用して、かきのフジコナカイガラムシ幼虫の防除時期を把握できる

フェロモントラップのフジコナカイガラムシ越冬世代雄成虫捕獲消長と有効積算温度から、かきにおけるフジコナカイガラムシの第1世代幼虫の防除時期を推定できる。

果樹・病害虫 平成28年(2016年)南信試・栽培部

カキ炭疽病に対するカキ円星落葉病防除主要薬剤の効果

カキ炭疽病防除にオーソサイド水和剤の1,000倍液、ジマンダイセン水和剤の600倍液またはブローダ水和剤の500倍液を散布する。オーソサイド水和剤は伝染源量が多い、降雨が続くなどの悪条件下では効果が劣る。

野菜・花き・きのこ・土壌肥料 平成28年(2016年)野花試・環境部

越冬ライムギの鋤込みによる初夏どりレタスの窒素減肥栽培

越冬ライムギを草丈30cm前後で鋤込むことにより、初夏どりレタスの窒素施用量を30~50%程度削減することが可能である。

畜産 平成28年(2016年)畜試・飼料環境部

イタリアンライグラス「優春」は採草用品種として有望である

イタリアンライグラス「優春」は早生種の中でも出穂始期が早く、耐倒伏性、収量性に優れる。

研究成果の検索

農業関係試験場について

長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

  • 農業試験場
  • 果樹試験場
  • 野菜花き試験場
  • 畜産試験場
  • 南信農業試験場
  • 水産試験場
  • 病害虫図鑑
  • 研究課題の募集
  • 視察研修の受け入れについて
  • 研究成果
Copyright © Nagano Prefecture. All rights reserved.