研究情報

研究成果『普及技術』

長野県農業関係試験場にて取り組んだ「普及技術」の研究内容とその成果をご紹介します。

その他 平成9年(1997年)長野県養蚕センター・養蚕飼料部

熟化促進剤散布装置は.壮蚕用多段循環式飼育機械に設置し利用できる

壮蚕用多段循環式飼育機械の給桑場所飼育枠上段に設置した、熟化促進剤散布装置は、均一な薬剤散布ができ、散布時間が大幅に短縮できる。

その他 平成9年(1997年)蚕業センター・養蚕飼料部

簡易熱蚕振込・蔟収納装置は.蔟作業の省力化に有効である

簡易熟蚕振り込み・蔟収納装置は、熟蚕受けネットを装着した回転蔟への熟蚕振り込みから蔟収納までの作業が機械化でき、上蔟作業の省力化が図れる。

畜産 平成9年(1997年)畜試・草地飼料部 中信農試・畑作育種部

飼料用とうもろこしとして.早生種「P3699」.晩生種「G4655」は有望である

「P3699」は標準品種「P3732」、「G4655」は標準品種「P3358」より乾物収量、TDN収量が高く、主要な病害の発生が少なく栽培特性が安定している。

畜産 平成9年(1997年)畜産試験場・酪農部

高エネルギーTMRにアルファルファ乾草を用いる場合は.イネ科粗飼料等と併用すると通常の牛体生理のもとで産乳効果が高い

乳牛の泌乳前期用混合飼料(TMR)に用いる粗飼料として、アルファルファ乾草単独使用は採食性と産乳性に優れるが、チモシー乾草等イネ科粗飼料と併用することで通常の牛体生理のもとで産乳効果が高い。

その他 平成9年(1997年)営農技術センター・研究部 

せんぶり「みまき3号」は.晩生種として有望である

せんぶり「みまき3号」は、「みまき2号」より品質・乾燥歩留まりが良く、収穫期は4- 5日遅い晩生種で、作期の拡大ができる。

その他 平成9年(1997年)南信農業試験場・栽培部

コンニャクの越冬据え置き2年栽培は省力的な栽培法として有望である

こんにゃく(あかぎおおだま)の生子を植え付け後ほ場で越冬させ、翌年秋に掘り取り2ヶ年をもって1作とすることで、植付け~収穫までの大幅な省力化が可能であり単位面積当た りの収量も高い。

その他 平成9年(1997年)野菜花き試験場・育種部

ワサビ「長・野23号」は均一.多収性品種として有望である

生長点培養によるウイルスフリー化と腋芽培養による増殖技術を利用して育成したワサビ「長・野23号」は産地適応性に優れ、均一、多収性品種として有望である。

野菜・花き・きのこ 平成9年(1997年)野菜花き試験場・菌茸部

エノキタケ広口栽培ビンの栄養剤として.コメヌカ.マメカワ.ソルガム粉砕の混用は収量・品質の向上に有効である

エノキタケ広口栽培ビンの栄養材として、培地乾物比当たりコメヌカ40%、マメカワ15%、 ソルガム粉砕5%の混用は、収量・品質の向上に有効である。

野菜・花き・きのこ 平成9年(1997年)南信試・栽培部

スイートピーの10月からの早期切り栽培は有望である

スイートピーは冬咲き系、春咲き系品種を用いて7月中旬には種することで、商品性の高い切花が10月 から可能である。なお栽培は直まきを基本とするが育苗栽培する場合には育苗期間を20日以内とするのがよい。

野菜・花き・きのこ 平成9年(1997年)野花試花き部

オリエンタルハイブリッドユリのトレイを用いた秋切り栽培では定植後の低温処理が品質向上と栽培期間の短縮に有効である

オリエンタルハイブリッドユリのカサブランカ、スターゲーザーのトレイを用いた秋切り栽培において、品質向上、栽培期間の短縮に有効な定植後の低温処理期間は10℃・3~4週間または13℃・ 3週間である。

野菜・花き・きのこ 平成9年(1997年)野花試花き部

トルコギキョウの10月~11月切りの生産安定には、適品種を用い冷蔵育苗を行うことが有効である

トルコギキョウの10~11月切りの生産安定は、適品種を用いて冷房育苗を行い、品種の早晩性により作期を設定することが有効である。

野菜・花き・きのこ 平成9年(1997年)農事試原村試験地 

リンドウ「K207」はF1品種育成用母本として有望である

りんどう「K207」は紫色大輪で、草姿大柄なF1品種作出用の子房親として有望である。

野菜・花き・きのこ 平成9年(1997年)南信農試・栽培部 中信農試・畑作育種部

ピーマンは疫病対策として抵抗性品種「ベルホマレ」を台木とした幼苗接ぎ木は有効である

ピーマン露地栽培で疫病抵抗性品種「ベルホマレ」を台木に用い、幼苗接ぎ木を行った苗は自根と同等の生育・収量を示し、立枯性疫病への抵抗性は高い位置で接ぎ木したものと同等で、ピーマン疫病対策として有効である。

野菜・花き・きのこ 平成9年(1997年)野花試・野菜部

アスパラガス抑制栽培におけるビーエー液剤処理は.増収と収穫期間の延長に有効である

アスパラガスの抑制(夏秋どり)栽培において、秋季の温度下降期にビーエー(ベンジルアミノプリン) 液剤の300倍液を、10a当たり100~200?立茎に散布すると増収でき、収穫期間の延長が図れる。

野菜・花き・きのこ 平成9年(1997年)野花試・育種部

野沢菜「長・野交21号」はアントシアン色素の発言が少ない.高品質多収性F1品種として有望である

野沢菜「長・野交21号」はアントシアン色素の発現が少なく、多収性で、草姿や葉色及び食味性等の加工適性に優れた、つけな用品種として有望である。

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