研究情報

研究成果『野菜・花き・きのこ』

長野県農業関係試験場にて取り組んだ「野菜・花き・きのこ」の研究内容とその成果をご紹介します。

普及技術 平成10年(1998年)野菜花き試験場 営農技術センター

はくさい「長・野交19号」は根こぶ病抵抗性で黄芯病の品種として有望である

はくさい「長・野交19号」は、根こぶ病抵抗性で、球内色が黄色の夏秋栽培に適した品種として有望である。

普及技術 平成10年(1998年)野菜花き試験場

加工用トマトの機械収穫栽培における収穫時期の集中回避技術

加工用トマトの機械収穫栽培において、は種時期のずらしや定植前の摘芯などによって、収穫時期の集中を回避できる。

普及技術 平成10年(1998年)野菜花き試験場

夏まきはくさいのセル成型苗は.低温・暗黒条件で10日間程度貯蔵が可能である

夏まきはくさいのセル成型苗を育苗完了後、2℃前後の野菜予冷庫で貯蔵することによって育苗完了時の苗質を保つことができ、貯蔵日数は収穫時の球内抽だいの危険を回避するため10日間程度にとどめるのが安全である。

普及技術 平成9年(1997年)中信農試・畑作栽培部 下水内農業改良普及センター

おとり作物によるはくさい根こぶ病の軽減

普及技術 平成9年(1997年)農総試・保鮮流通部

フィルム小袋密封放送と砕氷処理を組み合わせたアスパラガスの出荷形態は鮮度保持に有効である

アスパラガスを低密度ポリエチレンフィルムで小袋密封包装すると、萎凋などの防止に効果 があり流通中の品質保持に有効で、砕氷処理を組み合わせるとより高鮮度流通が可能である。

普及技術 平成9年(1997年)野菜花き試験場・菌茸部

エノキタケ広口栽培ビンの栄養剤として.コメヌカ.マメカワ.ソルガム粉砕の混用は収量・品質の向上に有効である

エノキタケ広口栽培ビンの栄養材として、培地乾物比当たりコメヌカ40%、マメカワ15%、 ソルガム粉砕5%の混用は、収量・品質の向上に有効である。

普及技術 平成9年(1997年)南信試・栽培部

スイートピーの10月からの早期切り栽培は有望である

スイートピーは冬咲き系、春咲き系品種を用いて7月中旬には種することで、商品性の高い切花が10月 から可能である。なお栽培は直まきを基本とするが育苗栽培する場合には育苗期間を20日以内とするのがよい。

普及技術 平成9年(1997年)野花試花き部

オリエンタルハイブリッドユリのトレイを用いた秋切り栽培では定植後の低温処理が品質向上と栽培期間の短縮に有効である

オリエンタルハイブリッドユリのカサブランカ、スターゲーザーのトレイを用いた秋切り栽培において、品質向上、栽培期間の短縮に有効な定植後の低温処理期間は10℃・3~4週間または13℃・ 3週間である。

普及技術 平成9年(1997年)野花試花き部

トルコギキョウの10月~11月切りの生産安定には、適品種を用い冷蔵育苗を行うことが有効である

トルコギキョウの10~11月切りの生産安定は、適品種を用いて冷房育苗を行い、品種の早晩性により作期を設定することが有効である。

普及技術 平成9年(1997年)農事試原村試験地 

リンドウ「K207」はF1品種育成用母本として有望である

りんどう「K207」は紫色大輪で、草姿大柄なF1品種作出用の子房親として有望である。

普及技術 平成9年(1997年)南信農試・栽培部 中信農試・畑作育種部

ピーマンは疫病対策として抵抗性品種「ベルホマレ」を台木とした幼苗接ぎ木は有効である

ピーマン露地栽培で疫病抵抗性品種「ベルホマレ」を台木に用い、幼苗接ぎ木を行った苗は自根と同等の生育・収量を示し、立枯性疫病への抵抗性は高い位置で接ぎ木したものと同等で、ピーマン疫病対策として有効である。

普及技術 平成9年(1997年)野花試・野菜部

アスパラガス抑制栽培におけるビーエー液剤処理は.増収と収穫期間の延長に有効である

アスパラガスの抑制(夏秋どり)栽培において、秋季の温度下降期にビーエー(ベンジルアミノプリン) 液剤の300倍液を、10a当たり100~200?立茎に散布すると増収でき、収穫期間の延長が図れる。

普及技術 平成9年(1997年)野花試・育種部

野沢菜「長・野交21号」はアントシアン色素の発言が少ない.高品質多収性F1品種として有望である

野沢菜「長・野交21号」はアントシアン色素の発現が少なく、多収性で、草姿や葉色及び食味性等の加工適性に優れた、つけな用品種として有望である。

普及技術 平成9年(1997年)野花試・育種部

野沢菜「長・野交20号」は根こぶ病抵抗性で.加工適性の高い.多収性F1品種として有望である

野沢菜「長・野交20号」は根こぶ病に安定した抵抗性を保有し、多収性で、草姿や葉色及び食味性等の加工適性に優れた、つけな用品種として有望である。

普及技術 平成8年(1996年)野花試・育種部

トルコギキョウ「長花15号」は.純白の小輪多花性の切り花用品種として有望である

トルコギキョウ「長花15号」は、純白色で弁先の反転が少なく、小輪で花蕾数が多い、中晩生の11~2月まき(切り花期は7~8月)に適した固定種で、新規性の高い切り花用品種として有望である。

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