研究情報

研究成果『野菜・花き・きのこ』

長野県農業関係試験場にて取り組んだ「野菜・花き・きのこ」の研究内容とその成果をご紹介します。

普及技術 平成11年(1999年)野菜花き試験場

切り花用チューリップのコンテナ栽培技術

チューリップのコンテナ栽培では、用土は調整ピートを定植前の深さ6~8cm前後で使用し、植え付け球数は1コンテナ(60cm×40cm×20cm)当たり80球前後とする。ハウス栽培期間の短縮には、冷蔵庫や屋外で発根・発芽させてからハウス内に移動する方法が有効であり、省力的な潅水法として底面給水が利用できる。

普及技術 平成11年(1999年)南信農業試験場

空中探苗子株を利用したイチゴ「章姫」の促成栽培のセル成型育苗技術

空中採苗子株を利用したいちご「章姫」の促成栽培のセル成型育苗は、3~4葉の子株を用い、窒素100~200mg/lを含むピートモス系の培養土で挿し苗し、25~35日育苗すると定植後の生育収量が安定する。

普及技術 平成11年(1999年)野菜花き試験場

アスパラガスのハウス半促成では.長期どり栽培が有効である

アスパラガスのハウス半促成長期どり栽培では、従来の「半促成+抑制」2季どり栽培に比べて、春どりを2~3週間早く打ち切り、一斉立茎を行うか、1週間に1本の割合で順次立茎し、収穫を継続して行うことで増収する。

普及技術 平成11年(1999年)中信農業試験場

えんどう「桔梗4号」は根腐れ病抵抗性を有する絹莢品種として有望である

えんどう「桔梗4号」は根腐病抵抗性を有し、植物体特性、さや特性、収量性が優れる春まき、初夏まき栽培に適した絹莢品種として有望である。

普及技術 平成11年(1999年)野菜花き試験場

リーフレタス「長・野22号」は.春・秋どり品種として有望である

リーフレタス「長・22野号」は、葉色が美しく草姿が立性で株張りの優れた春・秋どり品種として有望である。

試験して得られた技術事項 平成10年(1998年)農総試

キャベツ葉片からの効率的な植物体再生方法

アグロバクテリウム法による遺伝子導入を効率的に行うためには葉片等の組織からの効率的な再分化系の確立が必要である。また、再分化系が確立できれば、イオンビームやγ線照射等による突然変異誘発にも利用できる。ここではキャベツについて葉片からの効率的な再分化系を確立する。

試験して得られた技術事項 平成10年(1998年)農総試

組織培養によるリンドウ中間母本K207系統の維持・増殖

農事試験場原村試験地で保存中のリンドウ中間母本K207の元株が播種・定植後7年を経過したため、草勢劣化が著しく、今後中間母本としての活用に支障があることから、組織培養技術により本系統の若返りと増殖を目指した。

試験して得られた技術事項 平成10年(1998年)農総試

イネキチナーゼ遺伝子導入トルコギキョウの耐病性

キチナーゼは病原菌の壁物質キチンを分解するため、キチナーゼ遺伝子が効率よく発現する植物は病気に強い。本県では耐病性遺伝子のひとつであるイネのキチナーゼ遺伝子をアグロバクテリウム法によりトルコギキョウへ導入した。キチナーゼ遺伝子の付加により耐病性がどの程度付与されるかについて検討した。

試験して得られた技術事項 平成10年(1998年)農総試

アグロバクテリウム法によるトルコギキョウへの遺伝子導入法

本県はトルコギキョウの新品種を従来育種法により多数育成してきたが、生産者からは付加価値のより高い品種の育成が切望され、現状のトルコギキョウ育種集団には存在しない形質の導入技術を開発する必要があった。一方、DNA操作技術の進展に伴い農作物への外来遺伝子導入技術が発達し、また、数種の農業有用遺伝子の単離も行われ、いくつかの画期的農作物がすでに商品化されている。そこで、アグロバクテリウム法によるトルコギキョウへの遺伝子導入技術の確立を試みた。

試験して得られた技術事項 平成10年(1998年)営技セ

レタス根腐病菌による根部褐変症状

平成7年に初確認されたレタス根腐病はその後発生面積が拡大し、確実な防除対策の実施が必要となっている。これ以上の発生拡大を阻止するためには本病の初発生を速やかに把握することが、極めて重要である。しかし、本病診断の重要な指標である根部導管の褐変は、他の病害や線虫害、緑芯症や植え痛みをはじめとする生理障害など様々な要因で生じるため、現場での識別に苦慮している。そこで、地上部に異常のみられた株の根部導管褐変状況と病原菌分離の有無との関係を調査し、レタス根腐病診断の資料とする。

試験して得られた技術事項 平成10年(1998年)野菜花き試

天敵(コレマンアブラバチ)による施設栽培いちごのアプラムシ防除

環境に対する農薬の影響が問題とされているが,環境にやさしい農業を推進するため,天敵による害虫防除の方策が模索されている。トマトでは,オンシツコナジラミに対してオンシツツヤコバチを利用する防除方法が普及技術として取り上げられている。いちごにおいても受粉のためのミツバチの利用や観光農園などの栽培形態から農薬以外による害虫防除が求められている。

試験して得られた技術事項 平成10年(1998年)野菜花き試

殺菌剤、酸性水の大腸菌及びレタス腐敗病菌に対する殺菌効果

近年、病原性大腸菌による被害が発生して以来、クリーンな農産物を求める声が高まっている。昨年までの研究で、圃場のレタス葉に病原性大腸菌が存在する可能性は極めて低いことが確認されたが、レタス1gあたりの一般細菌数は、他の野菜と比較し高い。また、まれにレタス葉に一般大腸菌が存在する場合もあるので、クリーン農産物栽培の観点から、殺菌剤および、近年抗菌作用が注目される酸性水について大腸菌、レタス腐敗病菌に対する殺菌効果を検討した。

試験して得られた技術事項 平成10年(1998年)営技セ

はくさいの時期別養分吸収量

はくさいは葉菜類の中では養分吸収量が多く、施肥量も多いが、産地では結球部の肥大をはかるため多肥となる傾向がある。窒素施用量の違いによるはくさいの時期別養分吸収量について調査し、適正な肥培管理を行なうための一助とする。

試験して得られた技術事項 平成10年(1998年)南信試

露地ピーマンの育苗ポット全量基肥栽培における減肥と収量性

環境保全型農業推進の中で化学肥料の施肥量削減は大きな柱である。肥効調節型肥料の使用や局所施肥により肥料の利用率を高めることで、減肥が達成できると考えられるが、果菜類では検討されていなかった。露地栽培比率が高く施肥量が多いピーマンについて、肥効調節型肥料を用いたポット施肥による減肥方法を検討した。

試験して得られた技術事項 平成10年(1998年)畜試

牛ふん堆肥水抽出液の化学性とコマツナに対する生育阻害性との関係

未熟な家畜ふん堆肥が作物の生育を阻害する要因は、揮発性脂肪酸、フェノールカルボン酸、アンモニア態窒素等の生育阻害性物質が直接に作物に作用する場合と易分解性有機物が土壌中で急激に分解することによって起こる窒素飢餓のように間接的に作物に作用する場合との2つに大きく分けることができる。ここでは、未熟な牛ふん堆肥の直接的な生育阻害性を簡易に判定する技術を開発する目的で、堆肥水抽出液の化学性とコマツナに対する生育阻害性との関係について検討した。

研究成果の検索

農業関係試験場について

長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

  • 農業試験場
  • 果樹試験場
  • 野菜花き試験場
  • 畜産試験場
  • 南信農業試験場
  • 水産試験場
  • 研究課題の募集
  • 視察研修の受け入れについて
  • 研究成果
  • スマート農業
Copyright © Nagano Prefecture. All rights reserved.