研究情報

研究成果『畜産』

長野県農業関係試験場にて取り組んだ「畜産」の研究内容とその成果をご紹介します。

技術情報 令和3年(2021年度)畜産試験場酪農肉用牛部

移植可能受精卵である胚盤胞胚の発生率が高い牛体外受精卵の選別技術

牛体外受精卵の発生過程で体外受精後の卵割様式と2細胞形成開始時間が胚盤胞胚形成の予測要因として利用できる。

技術情報 令和3年(2021年度)畜産試験場飼料環境部

シバ型草地における季節生産性及び飼料成分特性

ケンタッキーブルーグラスは乾物収量が高く、可消化養分総量も約60%DMであり、放牧地における有望草種である。ノシバは草地造成に時間がかかるものの、季節ごとの乾物収量及び飼料成分値の変動が小さい特徴がある。

技術情報 令和3年(2021年度)畜産試験場養豚養鶏部

「信州黄金シャモ」雛に対するクランブル飼料の給与効果

「信州黄金シャモ」雛にクランブル飼料を給与すると、マッシュ飼料を給与した場合と比較して増体量が大きく、飼料要求率が改善され、鶏群の体重の斉一性が高まる。

試行技術 令和3年(2021年度)畜産試験場養豚養鶏部

鶏舎におけるねずみ対策のポイント

鶏舎のねずみ対策には、金網とブラシによる侵入防止対策と、行動制限下での忌避剤を用いた避難場所からの追い出しによる駆除が有効である。

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試行技術 令和3年(2021年度)畜産試験場飼料環境部

強化哺乳下における乳用子牛への効果的な給水方法

強化哺乳プログラムに基づいて飼養している乳用子牛の人工乳の採食量は、飲水量と高い相関がある。また、寒冷期には飲用水を加温することで、温暖期と同等の発育が期待できる。

普及技術 令和3年(2021年度)畜産試験場養豚養鶏部

長野県のオリジナル豚脂肪交雑判定表の開発

豚枝肉撮影装置で撮影した画像を解析して豚ロース中の脂肪交雑の調査と評価を行い、迅速・簡便に脂肪交雑を判定できる豚脂肪交雑判定表「長野P.M.S」を開発した。

「概要」はこちら

「豚脂肪交雑判定表」はこちら

試行技術 令和2年(2020年度)畜産試験場酪農肉用牛部

簡易TMR自動給餌機は繋ぎ飼い乳牛舎において夜間にTMRを自動給餌できる

繋ぎ飼い乳牛舎において夜間にTMRを自動給餌できる簡易TMR自動給餌機を考案し試作した。この給餌機を用いると分娩前の乳牛に昼間分娩割合の増加を目的とした夜間給餌を無人でおこなうことができ、飼養管理が省力化される。

普及技術 令和2年(2020年度)畜産試験場飼料環境部

気象リスクに対応したスーダン型ソルガム「涼風」の栽培方法

台風などの気象リスクに対応してスーダン型ソルガムを早刈りする場合、止葉抽出期以降が望ましい。また、播種期を移動することでリスク回避、作業分散を行うことができ、播種期や1番草収穫期と乾物収量との関係、作業日程の目安を示した。

普及技術 令和2年(2020年度)畜産試験場飼料環境部

飼料用とうもろこし「KD641」は、多収で牛の選好性もよく有望である

飼料用とうもろこし「KD641」は早生種で多収である。「KD641」は牛の選好性は良好である。

普及技術 令和2年(2020年度)畜産試験場飼料環境部

オーチャードグラス「まきばたろう」は採草用品種として有望である

オーチャードグラス「まきばたろう」は収量性、生育特性に優れた中生品種であり、採草用品種として有望である。

普及技術 令和2年(2020年度)畜産試験場飼料環境部

ハイブリッドライグラス「ハイフローラ」と晩生イタリアンライグラス「アキアオバ3」は越夏性が高く、多年利用に向く

ハイブリッドライグラス「ハイフローラ」と晩生イタリアンライグラス「アキアオバ3」は越夏性が高く、多年利用の採草用品種として有望である。ただし、夏季に低刈りを行うと越夏性を低下させる。

普及技術 令和2年(2020年度)畜産試験場養豚養鶏部

肉質がジューシーで弾力性及びうま味が強い100日タイプの新しい地鶏「長交鶏3号」

均一な赤褐色羽装を持つ新しい地鶏「長交鶏3号」は、成長が早く100日齢前後の出荷が適する。肉質は適度に歯ごたえがあり、ジューシーで、弾力性に富み、うま味が強い特徴がある。

普及技術 令和2年(2020年度)畜産試験場酪農肉用牛部

乳牛舎のケベック式の繋留方式はタイストールの改修法として利用できる

ケベック式の繋留方式は、既存の繋ぎ飼い乳牛舎に簡易かつ低コストで設置でき、従来のニューヨーク式と比較して横臥時間と横臥回数に差がなく、タイストールを遺伝改良により大型化した牛体サイズに合せるための改修法として利用できる。

技術情報 令和2年(2020年度)畜産試験場飼料環境部

ドライブハローを利用した簡易耕による青刈りとうもろこしの栽培技術

ドライブハローを利用した簡易耕による青刈りとうもろこし栽培は、ほ場を耕うんした栽培と同等の収量が得られる。

技術情報 令和2年(2020年度)畜産試験場飼料環境部

野辺山地域におけるメドウフォックステイルの発生実態

野辺山地域のメドウフォックステイルの出穂は4月下旬に始まり、開花は5月上旬から6月中旬まで続く。種子は6月上旬から発芽能力を持ち始めることから、種子繁殖による拡散を抑制するためには6月上旬までに収穫適期となるオーチャードグラスやチモシーの品種を栽培することが望ましい。

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農業関係試験場について

長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

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