研究情報

研究成果『畜産』

長野県農業関係試験場にて取り組んだ「畜産」の研究内容とその成果をご紹介します。

試行技術 令和3年(2021年度)畜産試験場飼料環境部

強化哺乳下における乳用子牛への効果的な給水方法

強化哺乳プログラムに基づいて飼養している乳用子牛の人工乳の採食量は、飲水量と高い相関がある。また、寒冷期には飲用水を加温することで、温暖期と同等の発育が期待できる。

普及技術 令和3年(2021年度)畜産試験場養豚養鶏部

長野県のオリジナル豚脂肪交雑判定表の開発

豚枝肉撮影装置で撮影した画像を解析して豚ロース中の脂肪交雑の調査と評価を行い、迅速・簡便に脂肪交雑を判定できる豚脂肪交雑判定表「長野P.M.S」を開発した。

「概要」はこちら

「豚脂肪交雑判定表」はこちら

試行技術 令和2年(2020年度)畜産試験場酪農肉用牛部

簡易TMR自動給餌機は繋ぎ飼い乳牛舎において夜間にTMRを自動給餌できる

繋ぎ飼い乳牛舎において夜間にTMRを自動給餌できる簡易TMR自動給餌機を考案し試作した。この給餌機を用いると分娩前の乳牛に昼間分娩割合の増加を目的とした夜間給餌を無人でおこなうことができ、飼養管理が省力化される。

普及技術 令和2年(2020年度)畜産試験場飼料環境部

気象リスクに対応したスーダン型ソルガム「涼風」の栽培方法

台風などの気象リスクに対応してスーダン型ソルガムを早刈りする場合、止葉抽出期以降が望ましい。また、播種期を移動することでリスク回避、作業分散を行うことができ、播種期や1番草収穫期と乾物収量との関係、作業日程の目安を示した。

普及技術 令和2年(2020年度)畜産試験場飼料環境部

飼料用とうもろこし「KD641」は、多収で牛の選好性もよく有望である

飼料用とうもろこし「KD641」は早生種で多収である。「KD641」は牛の選好性は良好である。

普及技術 令和2年(2020年度)畜産試験場飼料環境部

オーチャードグラス「まきばたろう」は採草用品種として有望である

オーチャードグラス「まきばたろう」は収量性、生育特性に優れた中生品種であり、採草用品種として有望である。

普及技術 令和2年(2020年度)畜産試験場飼料環境部

ハイブリッドライグラス「ハイフローラ」と晩生イタリアンライグラス「アキアオバ3」は越夏性が高く、多年利用に向く

ハイブリッドライグラス「ハイフローラ」と晩生イタリアンライグラス「アキアオバ3」は越夏性が高く、多年利用の採草用品種として有望である。ただし、夏季に低刈りを行うと越夏性を低下させる。

普及技術 令和2年(2020年度)畜産試験場養豚養鶏部

肉質がジューシーで弾力性及びうま味が強い100日タイプの新しい地鶏「長交鶏3号」

均一な赤褐色羽装を持つ新しい地鶏「長交鶏3号」は、成長が早く100日齢前後の出荷が適する。肉質は適度に歯ごたえがあり、ジューシーで、弾力性に富み、うま味が強い特徴がある。

普及技術 令和2年(2020年度)畜産試験場酪農肉用牛部

乳牛舎のケベック式の繋留方式はタイストールの改修法として利用できる

ケベック式の繋留方式は、既存の繋ぎ飼い乳牛舎に簡易かつ低コストで設置でき、従来のニューヨーク式と比較して横臥時間と横臥回数に差がなく、タイストールを遺伝改良により大型化した牛体サイズに合せるための改修法として利用できる。

技術情報 令和2年(2020年度)畜産試験場飼料環境部

ドライブハローを利用した簡易耕による青刈りとうもろこしの栽培技術

ドライブハローを利用した簡易耕による青刈りとうもろこし栽培は、ほ場を耕うんした栽培と同等の収量が得られる。

技術情報 令和2年(2020年度)畜産試験場飼料環境部

野辺山地域におけるメドウフォックステイルの発生実態

野辺山地域のメドウフォックステイルの出穂は4月下旬に始まり、開花は5月上旬から6月中旬まで続く。種子は6月上旬から発芽能力を持ち始めることから、種子繁殖による拡散を抑制するためには6月上旬までに収穫適期となるオーチャードグラスやチモシーの品種を栽培することが望ましい。

技術情報 令和2年(2020年度)畜産試験場飼料環境部

イタリアンライグラス早生種の結実種子を利用した草地更新法

イタリアンライグラス早生種は8月中旬に3番草が結実する。その結実種子を利用して、ディスクハローを用いた簡易耕により草地更新が可能である。

技術情報 令和2年(2020年度)畜産試験場養豚養鶏部

初生雛の寒冷馴致は体重増加を促進する傾向が認められる

2日齢の県産地鶏素雛を寒冷な環境温度に馴致すると、3週齢までの発育が向上する。

試行技術 令和2年(2020年度)畜産試験場酪農肉用牛部

飼料用イネ「たちすずか」ホールクロップサイレージをソルガムサイレージ混合発酵TMRもしくは分離給与で泌乳中後期牛へ乾物中20~25%程度給与することが可能である

高糖分高消化性イネ「たちすずか」ホールクロップサイレージを輸入チモシー乾草の代替として泌乳中後期牛に給与する場合、ソルガムサイレージも併用した発酵TMRもしくは分離給与で乾物中20~25%程度給与することが可能である。

普及技術 令和元年(2019年)畜産試験場飼料環境部

飼料用とうもろこし「P9027」、「P1063」は多収で病虫害の発生が少なく有望である

飼料用とうもろこし「P9027」は極早生種、「P1063」は早生種で多収である。「P9027」 と「P1063」の主な病虫害の発生は少ない。

研究成果の検索

農業関係試験場について

長野県農業関係試験場は、県内6つの試験場を中心に農業・水産業の課題解決のための試験研究を行っています。

  • 農業試験場
  • 果樹試験場
  • 野菜花き試験場
  • 畜産試験場
  • 南信農業試験場
  • 水産試験場
  • 研究課題の募集
  • 視察研修の受け入れについて
  • 研究成果
  • スマート農業
Copyright © Nagano Prefecture. All rights reserved.