研究成果『技術情報』
長野県農業関係試験場にて取り組んだ「技術情報」の研究内容とその成果をご紹介します。
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作物・土壌肥料 平成29年(2017年)農試・環境部
土壌の理化学性からみた大豆高収圃場と低収圃場の違い大豆高収圃場と低収圃場の土壌の理化学性の違いは、土壌水分、物理性及び化学性の諸要因が挙げられ、圃場によって異なる。物理性では作土深、作土の仮比重、化学性では交換性石灰、全炭素、全窒素が収量に及ぼす影響が比較的に大きい。 |
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畜産 平成29年(2017年)畜試・飼料環境部
アルファルファ単播草地における1番草収穫時の越年雑草と夏季のイヌビエ発生軽減策アルファルファ単播草地では、越年雑草対策として4月上旬のチフェンスルフロンメチル剤散布、イヌビエ対策として7~8月の刈取り間隔を短縮し、3番草を8月上旬に収穫することで、雑草の発生を軽減できる。 |
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畜産 平成29年(2017年)畜試・飼料環境部
高品質なアルファルファロールベールサイレージ調製のための刈り取り・予乾法アルファルファのロールベールサイレージ調製における目標水分は50~60%である。ディスクモーアによる刈り取り、直後にレーキで集草して予乾する方法は、ロールベーラ収穫の直前にレーキで集草する方法よりも葉部の損失が少なく、粗蛋白質含量が高い。 |
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畜産 平成29年(2017年)畜試・飼料環境部
とうもろこし子実の国産汎用コンバインによる収穫作業能率は、時間当たり50aであるとうもろこし子実の国産汎用コンバインによる収穫作業能率は、茎葉の表面が乾いた状態であれば時間当たり約50aで、時間当たりの収穫量は3.8t程度である。収穫係数(坪刈り収量に対する実収量の割合)は約80%である。 |
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畜産 平成29年(2017年)畜試・養豚養鶏部
低深度地中熱交換装置を利用した送風により授乳母豚の暑熱ストレスを低減できる暑熱期に、外気を地下2mに配管した塩ビ管を通過させると、その温度は平均4.5(最大11.1)℃低下する。この空気を畜舎内配管により授乳母豚の頸部に送風すると、暑熱による呼吸数の増加や体表温度の上昇が抑制できる。 |
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畜産 平成29年(2017年)畜試・養豚養鶏部
哺乳子豚を出生時体重別に群編成し、母豚毎の授乳頭数を平均化すると、低体重子豚の発育が改善できる2頭の母豚から同日出生した子豚を出生時体重により入れ替え、母豚あたりの授乳頭数を平均化するとともに低体重群と高体重群に編成すると、低体重子豚の発育が向上する。 |
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畜産 平成29年(2017年)畜試・養豚養鶏部
肥育後期豚に乾燥酒粕と飼料用米を給与すると特色のある豚肉が生産できる肥育後期豚に、乾燥酒粕を20%、飼料用玄米を40%利用した自家配合飼料を給与すると、ロースの筋肉内脂肪割合が高く、脂肪中のリノール酸が少なくオレイン酸が多い豚肉になる。 |
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畜産 平成29年(2017年)畜試・酪農肉用牛部
黒毛和種繁殖雌牛へのFSH皮下1回投与によって、漸減投与法と同様の採卵成績が得られるFSH20AUもしくは30AUを生理食塩水30mlに溶解し、黒毛和種繁殖雌牛に皮下1回投与すると、漸減投与法と同様の採卵成績が得られる。 |
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畜産 平成29年(2017年)畜試・酪農肉用牛部
オレイン酸を40%含むルーメンバイパス油脂を給与した肥育牛は、枝肉脂肪中のオレイン酸割合が高まる可能性がある黒毛和種肥育牛の肥育後期にオレイン酸を40%含むパーム油脂由来のルーメンバイパス油脂を給与したところ、枝肉脂肪中のオレイン酸割合が高まる可能性が示唆された。 |
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畜産 平成29年(2017年)畜試・酪農肉用牛部
ダクトファンの24時間稼働及び夜間給餌の併用による暑熱対策は、黒毛和種肥育牛の採食量低下を抑制する傾向がある黒毛和種肥育牛に対して、暑熱対策としてダクトファンの24時間稼働及び夜間給餌を実施したところ、採食量の低下が抑制される傾向が認められた。 |
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畜産 平成29年(2017年)畜試・酪農肉用牛部
乳用牛群検定成績からみた長野県検定牛群は分娩後のエネルギー不足期間の延長により繁殖成績が年々低下している可能性がある長野県検定牛群は遺伝改良により初産牛で全乳期にわたる乳量の増加、2産と3産牛でピーク乳量が変わらずにピーク乳量到達日数が遅延している。このことから泌乳前期のエネルギー要求量が年々高まり分娩後のエネルギー不足の期間が延長し、繁殖成績が年々低下している可能性がある。 |
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野菜・花き・きのこ・土壌肥料 平成29年(2017年)野花試・花き部、環境部
シクラメン葉の褐変及び白化症状の発生原因シクラメンの新葉の黄化、成葉の褐変及び奇形花は苦土が不足すると発生する。これらは苦土肥料の基肥施用又は8月の追肥により軽減できる。出荷期に見られる成葉周縁の白化症状は、夏期の窒素施用量が少ない場合に発生が多くなる。 |
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野菜・花き・きのこ・土壌肥料 平成29年(2017年)野花試・花き部、環境部
アルストロメリア「ハニーソフィア」の葉焼け症状は土壌のpHが低い場合、またはECが高い場合に発生が助長される「ハニーソフィア」の葉焼け症状は主に低温期に発生し、土壌のpHが低く、ECが高い場合に発生が助長される。 |
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野菜・花き・きのこ 平成29年(2017年)野花試・菌茸部
エノキタケ黒腐細菌病菌の菌かき機汚染ルートエノキタケ黒腐細菌病菌Pseudomonas tolaasiiは、加湿器の霧を通じて培養ビン内に侵入し、キャップ裏や種菌表面に生じた結露水中で繁殖した後、それが感染源となって菌かき機を汚染し被害を拡大させる。 |
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野菜・花き・きのこ 平成29年(2017年)野花試・菌茸部
ブナシメジ栽培におけるLED照明の省エネルギー効果LED照明は、ブナシメジ生育期の光照射に用いることにより、慣行の蛍光灯使用時に比べ使用電力量が削減でき、電気料金の低減を図ることが可能である。 |










